ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 目覚めたら3人の彼氏 (感想)

おすすめ度:39%
タイプの違い度:100%
大忙し度:100%
原題:눈 떠보니 세명의 남자친구 /  I have three boyfriends (全10話)

目覚めたら3人の彼氏 韓国ドラマ感想

3人の彼氏がいる女性の謎とは?2019年のWEBドラマ。

あらすじ・キャスト

平凡な会社員女性のラヒ(キム・ジウンさん)には大きな秘密が。それは何と3人の彼氏が存在するということ。
年下のゴヌ(イ・ジョンシクさん)、ジフ(ムン・ジフさん)、そして会社の理事であるミンジュン(パク・ソンウさん)。
同時に3人の彼氏と付き合うのに苦労するラヒだったが…。

感想

うーん、どうでしょうか…。
とりあえず”狙った”ドラマなんだろうなというのは冒頭から伝わりますが、とにかく”オチ”までがとにかく冗長に感じました。
ブコメ作品としてコミカルさを全面に出してはいましたが、もう少し主人公ラヒの違う面を匂わせてくれれば、よりストーリーに説得力があったかもしれません。
イデア自体は面白いなと個人的に思ったので、もう少し練ったらもっと良くなっただろうなと素人ながらに印象を持ちました。上から目線ですみませんが…。

未視聴の方は、エンディングで大きなオチあるタイプの作品となっていますので、ネタバレにご注意下さればと思います。

個人的には序盤から同じパターンのエピソードに少々飽きてしまいました。
約13分x全10話というWEBドラマ…この尺で冗長さを感じるのは微妙な気持ちになりましたが…。
個人的な感想としてドラマとして面白いかと問われると、正直あまり面白くないかなとは思います。
ただ、オチはには「なるほどー」と棒読み気味に思いましたが、その後も特にスッキリすることもないというか。全体的に引っ張りすぎて最後は微妙になってしまったドラマだった、という感想です。

ネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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イ・ジョンシクさんインスタグラムより

女友達と会っている最中、会社に呼び出されたラヒ。タクシーを呼び止めようとしたとき、交通事故に遭ってしまいます。
その後ラヒは医師から「記憶障害」だと告げられてしまい驚きます。混乱の最中、ラヒは3人の男性と会うことに。
その3名は何とそれぞれが「彼氏だ」と証言。
年下だけれどしっかりしているところもあるゴヌ。優しく気さくなジフ。そして大人の雰囲気があるミンジュン理事。
それぞれが全く異なった魅力を持つ彼氏たち...。どういう状況かは事故のためか覚えていませんが、ラヒはとりあえず”そのまま”3人の彼氏と関係を続けることに。

付き合いを進めるうち、次第に3人にハマっていくラヒ。全く違うタイプなので、いつも違った気持ちで彼氏と会えるようです。
3人と交際するのはスケジュール的にも大変な気もしますが、なぜそんなに予定が重なりまくるのか不思議でしたが…。とりあえず分刻みレベル。
3名とまさに同時進行で付き合う状態になるラヒさん。いわゆる3股ですが、倫理感は触れずにいるとしても、普通に体力的にも大変そうだったので、その時点でやってらんねえとなりそうですが…。
しかしラヒさんには、断るという選択肢がないようです。3人と付き合い続けるポイントは「断らない」ことかもしれません。

最初はこの彼氏3人を結ぶ線はないように見えたのですが、お話が進むごとに実はこの彼氏3名とラヒさんは全員同じ職場だったということが明かされます。理事ことミンジュンは、ゴヌ・ジフ・ラヒの上司。
しかも大変都合が良いことに、この会社は職場恋愛禁止!だから彼氏は3人とも彼女がラヒだということは社内で公に言うことはできなかったんですね。
まあバレないのは良い事ですが…かなり狭いサークル内で危険な関係を結ぶラヒさんです。
ある日職場で1泊のワークショップに参加することになった一同。ラヒはこのイベントでもヒヤヒヤしながらも、とりあえず3人の彼氏とそれぞれやり過ごします。
ですが、さすがにラヒさんの疲労もピークに達します。ラヒはある「決意」をしたのでした。
このあたりから衝撃の事実が明らかに…。
(以下ネタバレ)

当初ドラマで描かれた”記憶喪失”だったのは、ラヒさんでした。しかし、実は記憶喪失になっていたのは、ゴヌ・ジフ・ミンジュン理事の3名だったのです…!!
医師の妙に含みを持たせた宣告は、ここに繋がっていたのでした。
とはいえ、それぞれ全く関係ない3名の症状を家族でもないラヒに診断結果を告げるのかもよくわかりませんでしたが…。まあ、同じ職場の3名が同時に事故にでも遭遇して、記憶障害になったことを同僚のラヒに告げたという線でしょうか。
とにかくその3名が同時に記憶喪失になった機会を利用したのが、このラヒさん。
彼女は記憶喪失になった彼ら3人それぞれに「私が彼女」と伝えます。そしてこの交際がスタートしていたのでした。

そもそも何故ラヒが3人との交際を始めたのかというのは、彼女の長年の(?)歪んだ考えが根底に。
彼女は「嘘」で簡単に望んだ状況が手に入ったことがきっかけで、この3股問題が発生したと年下のゴヌ君に激白。「私にはあなたしかいなかった」とゴヌに伝えます。
何故かゴヌ君の方が半泣きになって、ラヒを抱きしめるという状況に。
何でしょうか、この感動の”全て許した”シーン…。
このエンディングで、本命ゴヌを”狙って”ラヒが真実を明かし、ゴヌとの真実の交際に結び付けたのかなと思われます。しかし私はラヒは同じ話を3人全員にして3名ともに”嘘なし”の3股交際を今後も続けると考察しました。
ラヒは「嘘だったのに本気に」と言っていたのが、その前フリのような…。つまり彼女と3人の男性との交際はこれからも続くと思います。

ということで、終盤にやっと色々事実が明かされますが、ぼんやりとした不穏な空気を残して終わるというドラマ。
ただ、前半のコメディ・ドタバタ感と終盤のシリアスの落差を狙った意図は伝わったものの、個人的には逆に興醒めというか、私は面白味を感じませんでした。
もうちょっと中盤にもラヒの闇を感じさせる布石が転がっていたら、ラヒのキャラに惹きつけられたような気がしました。
パンチがあるのかないのかよくわかんねえドラマだったな、という印象で視聴を終えました。

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