おすすめ度：38％
清潔な4人度：100％
拳と拳度：100％
原題：두 남자（二人の男）91分
窃盗を繰り返す4人、ヤクザな男…戦いが今始まる！2016年公開の犯罪アクション映画。
あらすじ・キャスト
男女4人の仲間のリーダーのジニル（ミンホさん/SHINee）は、仲間と共に車で寝泊まりし、日々窃盗や強盗を繰り返して過ごしていた。
お金に困窮する内、ジニルの彼女でもあるガヨンがジニルには内緒で男性ヒョンソク（マ・ドンソクさん）とホテルにお金目的で入ろうとするが、それを知ったジニルは止めに入る。ジニルと友人はヒョンソクと大喧嘩の末、ガヨンを連れ戻しヒョンソクの車を盗んで逃げる。
しかし激怒したヒョンソクはガヨンを捕まえ、ヒョンソクの店で働かせることにするが…。
感想
お話はつまらない訳ではなかったのですが、何を伝えたい作品だったのか正直イマイチわからなかったです。
おそらく4人の窃盗仲間の友情と愛情、無知と若さを描きたかったのかなと推測しましたが、それにしては無理矢理感があったような…。
窃盗ばかりして車の中で生活している男女4人（2組のカップル）と、彼らに被害を受けて復讐する、いかがわしい仕事をするムキムキ男性、ヒョンソクこと、マ・ドンソクさんとの「ハードな男の戦い」のストーリー。
とにかく作品に出現するキャラクターが漏れなくクズな男性のタイプで、見ながら誰に共感すればよいのか…と途方に暮れていましたが、気づけばそのまま映画が終わってしまいました。
最後は「えっ？！」という部分も悪い意味でありましたが、エンディングのシーンがないとむしろ収拾がつかなかったかもしれません。
この2組のカップルで友人同士の4人、そして敵となる強靭な男性のマ・ドンソクさん。
加えて突然説明もなく出現した、出所したばかりの狂犬のような男性…。
この6人が、それぞれの"愛する者を守るため”拳でもって戦います。
ただやはり終始「よくわかんねえな・・・」という気持ちが消えません。
話はいたって単純なのですが、キャラ達も何がしたいのかイマイチ掴めないという印象でした。似たようなシーンが多かったのもあるかもしれません。
また、これを指摘するのは野暮だとは思うのですが、車中泊で暮らしている男女4人でしたが、普通にみなさんキレイでした。お風呂にずっと入っていない、というようなセリフもありましたが、髪の毛も全くベタついた様子がなかったのは、さすがイケメンというところでしょうか。
ゆるいネタバレありの感想
マ・ドンソクさんインスタグラムより
主人公の青年ジニルですが、とにかく彼女のガヨンの事が大好き。車中で寝泊まりしながら、バイクを盗んだり、車上荒らしをしている4人。
ガヨン含め女性2人は、ついに彼女たちの身体を使って客を騙すという奥の手を使おうとします。
そこに客として出現するのが、強靭な男ことマ・ドンソクさん。しかし、彼もガヨンの見た目が良いという理由で、速攻で彼女を自分の店で働くようにスカウトします。
ジニルは働く気はないので適当にあしらいますが、そこにジニル参上！！！
愛する彼女が他の男性と…ということで、色々な意味でキレていたジニルが、友人と共にマ・ドンソクさんと殴り合いに。
さすがに屈強なマ・ドンソクさんですが、2対1では厳しかったようです。さらにジニルはマ・ドンソクさんの車を奪ってガヨンを連れてその場を去りました。ここで車まで盗まなければ、逃げ切れた可能性がありましたが…チャンスがあれば盗んでしまうジニルの窃盗癖がすごい。
これにはマ・ドンソクさん大激怒。
どういう手を使ったのか謎ですが、ジニルのクレジットカードの使用履歴を短時間で調べ上げ、彼らの居場所を突き止めます。
マ・ドンソクさん、刑事役だったかな！？（混乱）
刑事ものかと一瞬混乱しましたが、ドンソクさんは速攻で彼らの場所に到着します。目を付けていた（？）ガヨンを連れ去り、自分の店で人質のように働かせ始めることに。そしてもちろん、ガヨン奪還のためジニルがお店に参上！
しかし、マ・ドンソクさんの車の件もあって、ガヨンはお金と引き換えという条件になります。
交渉しますが、もちろんジニル達にそんなお金もなく…。
そんな永遠の決着がつかないような関係のジニルとマ・ドンソクさんですが、新たな人物が途中から参戦。それが謎の青年ソンフンです。
住所不定のジニル達を、出所してすぐに一体どうやって見つけたのか謎ですが…。
ソンフンも刑事かな！？（混乱）
恐らく彼はガヨンの元彼氏だと推測されますが、なぜかほとんど説明はされません。いきなりジニルに殴りかかってくる狂犬タイプなので、視聴していてこれにも困惑しました。
異様にガヨンを奪ったジニルに恨みがあるようで、とにかくしつこく追ってきます。そしてお金はあるようでした。
ガヨンに執着しているようですし、ソンフンにお金を払ってもらえば、ガヨンもお店から脱出できるのでは…？と思いましたが…。アンダードッグの世界ではそのような考えはご法度なのかもしれません。
とにかくこの3人が終始殴り合った末、警察沙汰になります。
最終的にはマ・ドンソクさんの娘さんも参戦！！！。
愛する者のために…戦った男たち…（困惑）
もうこれ視聴者としてはどうすれば…と不穏な気持ちで3人の行く末を見守っていましたが、問題のラストシーンへ繋がります。
最後は、衝撃というよりは「お、おう…（無言）」という終わり方でした。
ということで、拳と拳のぶつかり合い！！ただただ、その印象しかないな～（棒読み）という映画でした。最後のシーンありきでストーリーを繋げたような気もしましたが…。
正直何を言いたかったのか、非常にわかりにくい内容でした。読み取る力が不足しておりすみません…。
特に心に残った点は残念ながら皆無でしたが、ジニルが想っているほどガヨンはジニルの事を好きではないかもな…と途中から思った次第です。
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