ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ キング・ザ・ランド (感想)

おすすめ度:40%
キング度:100%
ラブストーリー度:100%
原題:킹더랜드 / King the Land (全16話)

韓国ドラマ キングザランド 感想考察レビュー

ホテルで働くサランが出会った相手は御曹司?2023年のラブストーリー。

あらすじ・キャスト

幅広い分野でその名をとどろかせるキンググループの後継者、ク・ウォン(ジュノさん)。
一方、このキングホテルで働くことを夢見て、ようやく実習生となったチョン・サラン(ユナさん)は、ある誤解からウォンと顔見知りに。お互い最悪の印象を残した出会いだったが…。

感想

キング・ジュノ&クィーン・ユナ
とりあえず見どころとしては、ジュノさん降臨。ユナさん降臨。というところでしょうか。
まさにラブ甘いロマンスドラマの必須条件シーンを完全網羅。
サービス精神旺盛で、どこを切っても「完璧」なラブ満載の作品になっています。
ただ何でしょうか…。良くも悪くも、だってラブコメ。ただそれだけと言いますか…。
しかし今作のテーマとしてはその「ラブストーリー」だと思います。
首尾一貫して徹底してLOVEを貫いていますので、その面ではしっかりしているなと感じました。
シンデレラを彷彿させるような、夢のような”おとぎ話”だと捉えると大変楽しめると思います!
実際、今作は2023年版のおとぎ話…だからこそ、ジュノさんとユナさん主演なのだと考えます。
海外ロケシーン含めお金がかかっているシーンもたっぷり、まるで美しいプロモーションビデオを鑑賞しているようにも錯覚しました。

ただ申し訳ないのですが、ストーリーとしての芯というか、話として伝えたいことが表面的でしか感じられず、見せたいシーンを順に繋げただけのようにも思えました。
つまらないというか、全16話というフル構成の中でかなりの展開が終始ワンパターンになっているように思え、視聴していて率直な気持ちとしては、虚無。
もちろんこれはド素人の個人的な作品について”だけ”の感想で、決して主演のジュノさんやユナさん、その他の出演されている素晴らしい俳優さんたち個人への演技やキャスティングそのもののに対する意見ではありません。すみません。

途中で観るのをやめようかなとは一切思いはしませんでしたので、結局ラブコメは楽しいな~という気持ちと主演である輝いているお2人を画面で観るのは楽しかったです。
同じようなキャッキャウフフ…というシーンが想像以上に連発ですが、圧倒的安心感を持って視聴できるのは良かったと思います。
疲れたなという日々の夜、もしくは束の間の休憩時間…。そんな時、何も考えずに美しい人々を視聴できる貴重な作品。それだけで十分ありがたいドラマだと思います。

ストーリーとしては、お互い嫌い合っていた2人が、御曹司とホテル従業員として出会います。
あとはわかりやすい、お互いをどんな状況でも見つめ合ってしまう、極甘ストーリーとなっています。
途中参加ウェルカムのわかりやすいお話ですので、気になった方は是非数話だけでもチェックされてはいかがでしょうか。

ゆるいネタバレありの感想

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キングザランド 感想口コミ

最高峰ホテルである、キングホテル。そこで働く夢を叶えたサラン。
一方、キンググループ会長の息子ウォンは長く暮らした海外から急遽帰国を決め、ホテルで働くことに。
ウォンを失礼な客だと勘違いて憤慨したサランでしたが、直後に彼が自分の上司となる新しい本部長だと知り気まずくなるのでした。
ウォンは横柄で、現場で働く者の気持ちを知らないと考えるサラン。
しかし笑顔でクレームする客に対応するサランの姿を見て、ウォンは社員のこと、そして仕事について再び考えなおす機会を与えてくれたようです。

そんなある日、ホテルの広報番組として、済州島でウォンと一緒に対談することになったサラン。ウォンさんは既にサランのいきいきとした美しい表情から目が離せない様子。
しかし彼の母親に関する質問をした途端、ウォンの態度は一変。サランは何かを察するのでした。
その後番組の評判を受けて、サランはなんとキングホテルの特別VIPエリア「キングザランド」で働くことに。
ここはキングホテルで働く者にとっても、一部の者にしか出入りが許されない名誉ある場所。サランの努力とお客様への誠意がついに認められたのでした。
そしてこのキングザランドと言えば、ウォンの”エリア”でもあります。
ここからは、めくるめく2人の世界になっていきます。

初恋問題
誤解から犬猿の仲(?)になってしまったウォンとサラン。しかし、想像以上のスピードでウォンはサランにフォーリンラブ。
心を閉ざしていた設定のウォンさんですが、気付けばサランの写真眺めてはニヤニヤするばかり…。なんだか中学1年ぐらいの恋愛を生暖かく見ている気持ちになりつつ。
もしやウォンさんにとって、これは初恋でしょうか?
ただサランの名前が「チョン・サラン」で、韓国語の”初恋”がカタカナ読みにすると「チョッサラン」なので(ドラマを観すぎたおかげでこの単語を覚えました)、ここはさすがに関係がありそうです。
彼の態度からみても、初恋で間違いないのではないでしょうか?

意地悪な人々問題
ホテルで働くサラン。しかし彼女の同僚たちは古臭く、幼稚な意地悪を彼女にするわけです。
というかサラン同僚だけでなく、この作品の「嫌なヤツ」の設定のアプローチが少々古い気がしました。
学歴やプライベートについてみんなの前で嫌味を言ったりと、視聴していて正直なところ2023年でこれはないと個人的に萎えました。
サランの友人の客室乗務員のピョンファにいたっては、過去に離婚していたことが仕事のキャリア上”マイナス”なるとバラされるなど、最早その状況自体が理解できませんでした。
作品のスタイルなのかもしれませんが、サランがいじめられている!的なシーンを見せたいためかもしれませんが、”敵”があまりにも一面的すぎてサランに同情するという気持ちよりも、このグループの社員の質とは…?という感情が勝ったように思えました。
そのためか、サランがトラブルになる→キング・ウォン登場→2人の笑顔…の流れも少々白々しく思えた次第です。(すみません、個人的な感想です)

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スプリンクラー問題
付き合っていても、付き合っていなくても、最早どうでもいい…。それぐらい中盤ですでに盛り上がりを見せていた2人の関係。
何とウォンさんがレストランを貸し切って、サランのためだけに手料理をごちそうしてくれるようです。さすがロマンチック王。
しかし、なんとトラブル発生!スプリンクラーが作動。
大雨注意報レベルの土砂降り状態の屋内の中、2人の恋の炎はスプリンクラーの勢いに反比例して盛り上がってしまったようです。
思った以上にこの最重要シーンの尺が長く、私の集中力はスプリンクラーによって見事鎮火。急激に虚無タイムに陥ってしまいました。
気付けば、サランさんが食したオイル系パスタお馴染みのニンニクの香りを思わず心配をしている始末。
とりあえずウォンさんにとっては”初”疑惑ですが、激しめスプリンクラー作動中でも動じない欲求というのはスゴイなと思った次第です。

糖分過剰摂取問題
ウォン&サラン…なぜこの2人の関係を誰も気が付かないのでしょうか?
画面に問いかけても誰も教えてくれません。接客のプロたちが周囲に沢山いる中で、1ミリも気付く様子のない皆さん。
視聴しながら何故かこちらの目が泳いでしまうタイ旅行、ラウンジで彼女を凝視しまくり仕事をしているのかしていないのかよくわからないウォンさん…。
次から次へと我々に差し出される、甘ったるいシーンがよりどりみどりの食べ放題。
そんな怒涛の糖分摂取のせいか、毎週血糖値スパイク状態の私の身体。血管の限界。
しかし終盤に近付き、やっと韓国ドラマ定番の塩気のある問題発生!
ウォンの結婚疑惑!ウォンの母親登場!恋愛バレ!
そりゃ皿も割れるってもんですね。ついに盛り上がってきた…!!と思いきや、秒で解決。
ここも圧倒的安心感で、ハラハラせず流れに身を任せて視聴できました。愛とお金と糖分は偉大。

なんだったのか問題
ネタのようだった15話終わりの「離れる」問題。
ダメ押しのように何度もピアジェの箱が映し出されて困惑しつつ…。
どう考えてもあの甘い2人は別れる理由はありません。そもそもあの15話の最後は必要だったのか問題。
結局ピョンファは昇進しないのか問題。
ダウルはあの夫でいいのか問題。
ダウルの娘某ドラマのように19回目の人生疑惑問題。
ウォンの母親もっと早く戻れた問題。
ウォン姉の経営手腕は評価すべき問題(そもそもサランの能力を買ったのは姉)。
PPL多すぎ問題。などなど。
視聴していて問題は山積みに思われましたが、終わりよければ全て良し。
外野の声は無視でいい。そんな2人の世界を突っ走っていったストーリーに潔さを感じた次第です。
なぜなら、これは最強のラブストーリーなのだから・・・!
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ということで、全16話をジュノさん&ユナさんのパワーで見事乗り切ったな!!という印象を強く受けました。
ストーリーに深みは感じませんでしたが、上述したように今作は「ラブストーリー」が最も描きたかったことだったのではないでしょうか。色々考えず、美しい2人を堪能できる作品でした。

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