おすすめ度:76%
プサン行きの列車度:100%
バスケットボール度:100%
原題:그날의 분위기 103分
列車で隣同士に座った2人、軽く声をかけられた女性は…?2016年のラブコメ作品。
あらすじ・キャスト
プサン行きの高速鉄道、出張のために電車に乗り込んだスジョン(ムン・チェウォンさん)。
偶然隣同士の席に座った元バスケットボール選手で現在はスポーツエージョントのジェヒュン(ユ・ヨンソクさん)はスジョンに興味を持ち、驚く提案を彼女にするが…。
感想
かなり軽く観れるラブコメで安心感があって良かったです!
電車で偶然隣同士の席に座った男女…軽く会話を交わして出会いが始まるという、視聴して結末の予想がつくタイプの映画ですが、むしろそれが有難い…全体的に安心して観ることができた作品です。
ナンパのような軽い出会いでしたが、それだけではなく、もちろん人柄にも惹かれていって…という気持ちの積み重ねが適度なバランスで描かれていました。
普通に全16話のドラマのような始まりでしたが、映画なので短いものの、きちんと男性の優しさを感じるような部分も描かれていて、ポイントは押さえてありました。
スジョン役ムン・チェウォンさん
当たり前に綺麗な方なんですが、どこか普通っぽさも持ち合わせていて、雰囲気がとても良かったです!
かなり保守的な女性というキャラ設定で、頑固でちょっとお堅い部分の演技も似合っていました。気が強くてカワイイ…。
ジェヒュン役ユ・ヨンソクさん
元バスケットボール選手で、現在はスポーツエージェント業のジェヒュン。
経験豊富で女性の扱いには慣れていて、女性関係に特に苦労はしていないというキャラ。
ユ・ヨンソクさん、「賢い医師生活」シリーズでは誠実な医師を演じられていたのですが、こちらは軽めの男性役。やや軽薄そうだけれど隠し切れない真面目さが入っている所が役柄にも合っていて良かったです!
ゆるいネタバレありの感想
ユ・ヨンソクさんインスタグラムより
プサン行きの高速列車KTX…ということで、いきなり某『新感染』を彷彿させますが、ゾンビは乗り込んでいなさそうで良かったです。
この電車の座席で隣同士に偶然座った男女、スジョンとジェヒュンの恋の始まりのお話です。
まず、いきなりジェヒュンがスジョンに速攻で声をかけるのですが、かなりの軽さで視聴していて困惑しました。これはもう、どんな女性でもかなり警戒するのでは…!?とk恐怖さえ感じてしまうのですが、いかがでしょうか?
スジョンさんも「えっ!?」みたいな顔を当初はされていましたが、相手がユ・ヨンソクさんのため、セーフ!となったのかもしれません…。
2人は、というかスジョンは壁を作りながらも(当たり前ですが…)ジェヒュンとぽつぽつと話し始めます。
プサンに到着しても、とある理由で行動を共にする2人。というか、完全にデート状態。
ここからはさすが期待を裏切らないラブコメ映画。適度に男性のジェヒュンの優しさを感じさせる部分の描写は抜かりなかった!スジョンさんも嬉しそう。
この映画の良かった部分として、スジョンの保守的な壁が、ジェヒュンによってどんどん(半ば無理矢理)崩されているという面白さがありました。
ジェヒュンが、かなり軽いセリフをポンポンと言うタイプの男性役なので、お堅いスジョンがそれに面食らったり、彼を軽蔑したりという態度を最初は取ります。
が、のちに自らその壁を取り払おうと、小さなチャレンジをしていくスジョンがとても可愛らしかったです。
とはいえ、当初のガードが強固なスジョンの設定ですが、途中から最早キャラ変更か…?とやや困惑しましたが…。(ただ結論スジョンはそこまで堅いタイプの女性ではない気がします)
また、ジェヒュンも女性との付き合い方を、スジョンによって考えさせられるという描写もありました。ただ、スジョンよりもジェヒュンのキャラへの掘り下げが少々少なかったかな…とは思いましたが。
ストーリーには特に関係しませんが、ひとつ終始気になっていたのが、ジェヒュンの持ち物です。
そんなにいつも、バスケットボールを持ち歩く必要が!?という点ですかね…。
電車の中でもケースなどに入れず、裸のバスケットボールをそのまま持つスタイルのようで、視聴していて少々困惑しました。案の定、どこかに転がったりしているし…。
明らかに邪魔であろうとは推測されましたが、バスケットボールをどこに行くにも手にしていることが、元バスケ選手という彼のアイデンティティなのかもしれませんが…。
ということで、ストレスなく軽く楽しめるラブコメドラマで、最後のエンディングもお決まりでスッキリ!
ちょっとラブストーリー観たいな~という時には、期待を裏切らない良い映画だと思いました。