ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 1%の奇跡~運命を変える恋~ 感想

おすすめ度:74%
完璧な王道度:100%
クセあるファッション度:100%
原題:1%의 어떤 것(全16話)

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6か月の契約恋愛を始めた2人だったが…?2016年のロマンスドラマ。

あらすじ・キャスト

ダヒョン(チョン・ソミンさん)はある日、小学校の先生として屋外での授業中、倒れていた老人を発見。親切にお世話をしたところ、実はその老人は財閥の会長。
彼女の親身な態度に心を打たれた老人は、自分の孫ジェイン(ハ・ソクジンさん)がダヒョンと結婚すればジェインに財産を相続すると宣言する。
ジェインはダヒョンに交際を申し込むが、ダヒョンはきっぱりと断るが…。

感想

非常にわかりやすいラブコメというか、ザ・ロマンス系のラブストーリーでした。
1話約40分程という尺も観やすくて良かった!
ストーリーの最初に漫画というか、謎のイラストが入るのですが、そのせいもありますし、ドラマの内容的にも何となくハーレクイン系のコミックを連想させられて、色々な意味で面白いなあと思いました。
ちなみにこの作品以外にも、私の知る限りソンフンさん出演作品に冒頭に謎イラストが入る作品が多かった気がしますが、この年代の頃のドラマの流行なのでしょうか?もしかしたら同じ制作陣なのかもしれません。(作風が似ているので)
このやや古っぽさも感じるイラストが入る時点で「王道・ベタ」なラブストーリーが確約されているのも同然…。最初からとにかく安心感が凄かったです。

また、このドラマは2003年の同名のドラマのリメイク作品とのことです。
オリジナルは何とカン・ドンウォン大先輩が主演ということで、時間があれば是非ともチェックしたいなと思っています。

あらすじの時点でエンディングまで完全に予想できるタイプのお話ですが、むしろ「それありき」で期待を裏切らず、素晴らしい展開でした。

全体的にセットなどがかなり安っぽく、スカスカの家具配置などが気になりはしたものの、それ以上に興味を引き付けられた点が。
そう、それは…
ジェインの衣装のクセがスゴイ
ハ・ソクジンさん演じるジェインのスーツのセンスがとにかくすごい。
語彙力が無くて申し訳ないのですが、すごいという言葉以外思いつかないぐらい、本当にすごくて興奮してしまいました。
もはや「アイドルのステージ衣装…?」と思ってしまうスーツさえありました。シーン展開があるたびに「次はどんなシャツ+ネクタイなんだ…?」など、正直お話よりもジェイン☆ファッションショーが待ち遠しくウキウキしてしまう事態に。
ソクジンさんが特に上半身の体格が良い方なので、ジャケットのサイズがあまり合っていない衣装の時も見受けられ、オモシロ(すみません)ジャケットじゃない時でもシワが寄りまくっていたりと、なかなかでした。(衣装さん…サイズはさすがに宜しくお願いします…。)と、個人的にそういう点も楽しんで視聴できました。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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ハ・ソクジンさんインスタグラムより

小学校教師のダヒョンは、倒れている老人を見つけて病院へ。
このご老人ですが、なんと大金持ちの方でした。
彼女の親切さに感動し、なぜか孫のジェインとダヒョンをカップルにしようと思いつきます。
2人の気持ちは完全無視で強引すぎるでしょ、爺…と、思いましたが、考えるまでもなくこの時点で完全におとぎ話のスタートでした。鶴の恩返しに並ぶ爺の恩返し状態。
やはりどんな者にも親切にすべきという、普遍的メッセージがそこには存在しました。

そんな優しい心を持つダヒョンを速攻で気に入ってしまった爺、孫の横柄気味なジェインにはダヒョンと結婚したら財産を譲ると宣言。驚くジェインですが、爺と交渉してとりあえず結婚ではなく半年の交際という条件を引き出します。
そしてダヒョンの元にやって来ますが、彼女は「自分には何の得にもならない」とあっさりと断られてしまうことになるジェインさん。
視聴していて「得は大いにあると思うのですが…」と瞬時に思ってしまった私は、既に心が腐っているかもしれません。

断られると想定していなかったのか、ジェインさん、とにかく財閥パワー(ある意味札束ビンタ)でダヒョンを説得。
しかし心が汚れていないダヒョンさんは、推しアイドルの雇用条件改善など、自分よりも他への支援をお願いすることに。推しアイドルの事務所買収を持ちかけないあたり、さすがダヒョンさんです。
やはりダヒョンさんのように普段から徳を積まなければ、このようなシンデレラストーリーは舞い降りてこないんだな…と涙目になりながら視聴を続けた次第です。

そんなこんなで、2人の6か月という期間限定の交際が結局始まります。
いわゆる契約恋愛の開始ですが、毎週末に律儀にデートをする2人に少し笑ってしまいました。
小学校の校庭に車で派手に進入してダヒョンの職場にやって来たりと、さすが御曹司(?)、なんでもありでデートと続ける2人。
そしてご想像通り、デートを重ねるうちに当初はジェインの御曹司パワーの傲慢な態度も、ダヒョンの汚れなき心に浄化されたのが、どんどん「よい感じ」になる2人の関係です。
加えて想像以上に連発されるキスシーンの数々。
もうどう考えてもハッピーエンドしかねえ…という安心感がとにかくすごい。

しかしやってくるのが6か月という期限です。
この時点では2人はキスもしまくりで、お互い心が通じ合っている状態。このまま2人が付き合い続けるのも全く問題なさそうに見えましたが…。
ただやはり、ダヒョンさんもジェインとは家柄の格差なども感じているようです。
そんなこともあり、残念ながら2人は契約通り別れてしまいます。やっぱり別離エピソードはセオリー通り必要でした。
がしかし、お互いを忘れられるはずもなく…?

最終的には文句なしの美しいエンディング手法で物語が終了し、完全に「めでたしめでたし」。やっぱりおとぎ話の最後はこうじゃないとね♡という、素晴らしい最後でした。
ストレートなストーリー展開と、2人の障壁となる2番手キャラも王道。何もかもが気持ちよく進み、教科書的な良いラブストーリーだなと思いました。

上述しましたジェイン☆ファッションもある意味ストーリーよりも目が離せない見どころとなっている点も良かったです。
もしかしたら、お話が王道すぎる…という、(ある意味)つまらなさと表意一体の点において、大きなパンチを効かせるスパイスがあのジェイン☆コレクションかもしれない…と思うと、スタイリストさんのセンスを一瞬でも疑ってしまってすみません、と最終回で土下座した次第です。
ということで、わかりやすいラブストーリーで美しく簡潔し、ハッピーなエンディングを求めている方にはかなりおすすめのドラマでした。

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