ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 恋のレベルアップ (感想)

おすすめ度:45%
ゲーム会社度:100%
亀度:100%
原題:레벨업 / Level Up (全12話)

恋のレベルアップ ドラマ感想

倒産危機のゲーム会社を救うためにやってきた男性の奮闘とは?2019年のラブコメ

あらすじ・キャスト

ヨナ(ハン・ボルムさん)が勤務するゲーム制作会社は倒産の危機に陥っていた。
そんな会社を更生させるため、コンサルタントのダンテ(ソンフンさん)が会社にやって来て、事業をテコ入れするべくヨナたち社員と一緒に働くことになる。
しかし、ヨナとダンテは既にお互い”最悪な”出会いが釜山であったのだった…。

感想

ちょっと全体的に非常にボンヤリした軸の話だなという印象でした。ラブストーリーなのかお仕事系なのか、いまいちハッキリしない作品だなあと思いました。
つまらない訳ではありませんが、とにかく目立った山場が皆無でメリハリがない平坦な感じのドラマというか…。とはいえ、なんとなく見続けてしまう感じです。
タイトル通りレベルアップする「恋」を期待してラブストーリーをメインと捉えると、
非常にあっさりしすぎています。
この作品にいわゆる胸キュン的なものを多く求めて視聴するとガッカリすると思いますので、ラブコメ目当てとしてはあまりおすすめしません。(ただ、矛盾しますが分類的にはラブコメ作品になるかと思います…。)
舞台となるゲーム会社と関係させて”恋の”レベルアップというタイトルにしていますが、原題は「レベルアップ」だけですので、”恋”に惑わされないようにしていただければと思います。

軽めのお仕事系コメディとして視聴するのが、最も適切かなあと思います。
適度にクスっとなる面白いシーンもありますし、ソンフンさんが体を張ったシーンも。
全体的にあまりストレスを感じず視聴できるタイプのドラマなのは、大きな長所だと思います。
とはいえ、やっぱり全体的には”弱い”ドラマだなとは思いました、大変失礼ですみませんが…。(個人の感想です)
ただ、スーツ姿のソンフンさんのスタイルがいつもの通り抜群に良いので、男性のスーツ姿がお好きな方には最高かもしれません。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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ソンフンさんインスタグラムより

福利厚生が妙に充実しているゲーム会社のジョイバスター社に勤めるヨナ。
彼女は単なる誤解から株主からの嫌われ者でもあります。
特に今のように倒産の危機に直面しているジョイバスターに、株主はいい顔をしません。
ヨナがある意味矢面に立たされているような状態でもある中、プサンに出張することになるヨナさんです。
そんな時に、ダンテに出会います。
彼は凄腕経営コンサルタント…彼もソウルからプサンへ出張でした。
ヨナはどこかに怒った株主がいるのではないかと警戒中。若干被害妄想気味でもありますが、ダンテのこともすっかりジョイバスター社と自分に恨みを持った人間だと勘違いしてしまいます。
その後もプサンでドタバタ風味でひと悶着あるダンテとヨナ。
そしてそんなヨナを助けてくれる、心優しい青年ハンチョル(チャ・ソヌさん)…。なぜかすっかりヨナに心奪われたようです。
そんなこんなでプサンで色々な出会いをするヨナさん。プサンで何故か出会ってしまう…韓国ドラマあるあるでしょうか…。

そして後日。
問題の大赤字のジョイバスター社にテコ入れとして、会社再生を目指しダンテたち精鋭部隊が乗り込んできます。彼の姿をみて驚くヨナ。そして、もう一つ驚きが。
ダンテの会社社員として、あのハンチョル君が就職していたのでした。ソウルでトラブルになった人々がジョイバスターに集結。
ざわつく社内とヨナ。

こうしてダンテが新たにジョイバスター社を率いることになりますが、彼はゲームの知識などは全くありません。
しかもダンテの冷酷で人を寄せ付けないAIのような雰囲気と話し方、情もなくどんどん決断して切り捨てて行くような態度に、ヨナ含め社員は反発。一気に嫌われ者的になってしまいます。
とはいえさすがヤリ手のコンサルのダンテさん、実は多角的な視点で判断していることも多く、次第にヨナたちの社員の態度も軟化していきます。
ここから、ジョイバスターの社員とダンテの奮闘が始まることに。

と、このように倒産しかけのゲーム会社の社員ヨナ&会社を救うダンテとの2人のカップルが、互いに対立したり協力し合って次第に仲が深まる…というお話。
ラブストーリーとお仕事シーン共にドタバタとコメディ強めで進展します。仕事一筋なダンテというキャラ設定のため表情をあまり変えないソンフンさんが、色々なトラブルに見舞われる点が、ある種の見どころにもなってはいます。
また、クール・ダンテさんですが、家族関係が複雑で孤独を実は抱えていたという背景も語られます。

最終的には全てがまとまりますが(当たり前ですが…)、ラブストーリーの軸が、ちょっと雑というか強引だなと最後だけ妙なインパクトがありはしました。
キスシーンのネタバレをするのは良くないかなと思うのですが、この作品は最後の最後のエンディング近くに謎キスシーンがあります。ですが「ダンテさん…???」と物語最後にして、このダンテという男性がよくわからなくなったと思わせる態度。
「キスシーン入れるの忘れてたから、最後に入れとくね!!」的に脈絡なく比較的強めなキスシーン…ムード皆無。
本来のダンテさんだったら、もう少し違う方法を取りそうだなとは思ってしまい、視聴していて困惑しました。

このようにラブストーリーとしては終盤にやっと半ば無理矢理盛り上がるという謎地点でラブストーリーの”ピーク”を取っているのもあり、個人的には「えっ!?」と少し困惑しながらドラマは最終回。
ということで、謎にエンディングだけ斜め上の演出で終わった作品だなという印象を受けました。
ドラマ自体は色々考えずに軽めに視聴できるタイプですので、そのような作品を観たい時にはちょうど良いかもしれません。

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