ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ サマーガイズ (感想)

おすすめ度:43%
ネタバレプロローグ度:100%
済州島度:100%
原題:썸머가이즈 / Summer Guys (全10話)

韓国ドラマ サマーガイズ感想レビュー

済州島のバー”サマーガイズ”での夏の思い出とは…2021年のWEBドラマ。

あらすじ・キャスト

済州島のバー”サマーガイズ”で店主を務めるチンダルレ(カン・ミナさん)は古くなった店を守ろうと働いていた。
そんなお店に、チャン(イ・ジョンシンさん/CNBLUE)、テオ(イ・ジョンシクさん)そしてグァンボク(クォン・ヒョンビンさん)らが偶然集まる。楽しい夜のはずが、大きなトラブルとなるが…。

感想

夏の済州島のバーを舞台にした、”ひと夏の思い出”的な匂いを強く感じるドラマです。
タイトル通りの”Summer Guys”という名前のバーを中心に、彼らの過去やラブストーリーが語られたお話。
展開がかなり早いのとWEBドラマ特有の強引さもあって、個人的には割と楽しんで視聴しました。
特に主演のイ・ジョンシンさんの持っておられる落ち着いた雰囲気のおかげか、作品が軽くなりすぎず大変良かったと思います。
他の俳優さんたちが悪いという意味ではもちろん一切なく、メインとなる男性3人の内の1人に落ち着いた雰囲気の方がいると画面的に締まるという意味で、です。

オープニングで毎回「文化体育観光省の優秀作品」というアピールがあるので、とりあえず良かったですね…と心の中で思っていたワケですが、どれぐらい権威があるのかは不明です。
ただ、この文言でなんとなく”真面目”なつまらないドラマになるんだろうなあ~(すみません)とぼんやりと予想していたのですが、意外にもしっかりしたキスシーンなどもあり、良い意味で期待を裏切られました。キスシーンが不真面目かどうかの議論は無視ですが…。
とはいえ、済州島の観光アピールにはビーチ的な意味では貢献しているかなと感じました。

ただ個人的にいかがなものかと、視聴しながら画面に向かって問い正したかった箇所が大きく1つ存在しました。
問題は1話の冒頭3分間。ここで何と「公式自らネタバレ…?」と早々に度肝を抜かれるとは思ってもみませんでした。
というのも1話始まって速攻でミュージックビデオのように、全編通しての「見どころシーン」がしっかりダイジェストで約3分程流れます。
ここがプロローグというか、彼らの”夏の思い出”シーンなのです。が、本当に”ポイント”となる重要(?)シーンを総編集して、惜しみなく我々にプレゼンしてくる訳です。
アイツとアイツがキス...なども丸出しで、これは「とんでもねえな」と心底困惑。絶句。
完璧な100%ネタバレを最初にぶっ込んでくるあたり。もしかすると今までドラマを観てきて初めてのケースかもしれません。さすが受賞作は太っ腹だなと思った次第です。
ネタバレを最初に観せておいて、我々が安心してドラマを視聴できる配慮かもしれません。(深読み)
配慮の塊、それが近年の優秀作品にふさわしいスタイルなのかなと思いました。
そんなこんなで、この時点でなかなかのドラマだなあ…と冒頭でかなり強く印象が残りました。
ということでドラマの全貌を手っ取り早く知りたければ、1話の冒頭を5分ほど視聴していただければ、実質全話視聴した状態(?)になるかもしれません…。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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イ・ジョンシンさんインスタグラムより

済州島にある亡き父から譲り受けたカクテルバー、Summer Guys(サマーガイズ)で働くチンダルレ(通称ダルレ)。お店は古く、あまり人気もない様子。しかし父との思い出の詰まったこの店を諦めるわけにはいかないダルレさんです。
そんな頃、何故か3名の男性が様々な理由で偶然このお店に集まります。お客に喜んだダルレ、そして酔う3人…。しかし何と事故が。
ダルレがお店を少し離れた際、不注意からか、店は火事に。加えて叔父がお店を担保に借金までしていることが判明して、大ショックのダルレ。
火事の責任を感じた男性3名は、雨漏りっていうレベルでは対処できない状態のボロボロになったサマーガイズの改装を手伝うことに。
その3名とは、自転車で済州島にやってきたグァンボク。そして少し胡散臭いテオ。そしてどこか影のあるチャン。
彼らは喧嘩したり協力しながらダルレを手伝うことに。しかしサマーガイズに入店した瞬間から既に3人の男性はダルレのことが気になっている様子だったのでした。

お店の改装や修理をしながら距離感をそれぞれ縮めていく3人&ダルレ。しかし明らかにチャンさんだけは”違う”ようです。そう、ダルレ自身もチャンのことが気になっていたのでした。
また、3人が何故この店にやって来たのかという部分も明らかになります。
特にテオですが、実はこのお店をチャンさんごと狙う会長と謎の関係が…テオさん、実は悪い人だったのです。

このように、3人の男性の背景や苦悩なども語られつつ、主軸となるのはやはりダルレとチャンのカップル。この2人は割と早くからお互いが惹かれ合っているのがわかりやすくいのですが、他の2名も引き続きダルレLOVEの状態。
途中から4名が仕切りがあるにしろ同室で寝起きするなかなかの状況で、なぜグァンボクとテオが2人の関係に気付かないのか、ちょっと理解しにくかったです。
とはいえ、途中チャンさんのことが好きな会長娘などの攻撃(物理)も受けながらも、ダルレは一切気にせず(強い)明るく働きます。

終盤やっとチャンさんの過去が語られるのですが、ダルレの方から思い出したにも関わらず彼がそこまで話すのを躊躇ったのか理由が弱い気もしましたが…。
秘密を明かされたダルレはそんなチャンに「あなたはウソつきね!!」と怒ったと思いきや、速攻で抱き合って許していたので、笑いそうになりました。(個人的にはここで一旦2人が別れパートになるのかなと思ったのですが)
というか、この2人の仲は結構強固でした。まあ冒頭で知らされた通りのカップリングで何ら変わらず安心というか、安定感がありました。
最終的にこのSummer Guysがどうなるのかという部分ですが、何故かカクテルで勝負!!となり、ここも笑いそうになりましたが、単純にネタとしてストレートで良いなと思った次第です。

ということで、プールパーティのシーンや、ビーチでのイケメン集合など色々見どころ(?)もあり、ツッコミどころも多く当初の予想よりはずっと”強めのストーリーで、結構面白いなと思った次第です。
冒頭で無理矢理知らされたシーンもしっかりもちろん存在し、良かったです。
何度も書きますが、シーンがパーティやバーの華やか且つ軽いシーンが多かったので、ジョンシンさんがいることで落ち着いた存在でした。
なかなか思ったより面白く視聴しました。タイトル通り、夏におすすめのドラマです。

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