ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ ノクドゥ伝~花に降る月明り~ 感想

おすすめ度:84%
可愛いから許せる度:100%
伝説の目撃者度:100%
原題:조선로코-녹두전-(訳:朝鮮ロコ-緑豆伝-)全32話(U-Next版)

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刺客を追った先は男子禁制の村だった?2019年放送のラブコメ系時代劇。

 あらすじ・キャスト

島で平和に暮らしていたノクドゥ(チャン・ドンユンさん)は、突然家族と共に襲われる。背景に何かがあると感じ、敵を追ったノクドゥ。
女性だけが住んでいる、謎の村に行きつくのだった。探るため女性に変装し、村に潜入。ドンジュ(キム・ソヒョンさん)と同室で暮らすことに。
しかしこの2人は過去に都で出会っていたのだった。
ノクドゥはドンジュが気になり始めるが、ドンジュはユルム(カン・テオさん)から
想いを寄せられていた…。

感想

面白かったです!
いわゆるサクサク観れる作品。時代物ではありますが、堅苦しさは皆無。
あまり色々と考えず、楽しんだ者勝ちかな…というストーリー展開です。
コメディ的なシーンが多く(特に前半)大変観やすかった!また、ツッコミたい部分も割とあり、そういう意味でも楽しく視聴しました。
主人公のノクドゥ役を演じるチャン・ドンユンさんと、ドンジュ役のキム・ソヒョンさんがとにかく見た目も雰囲気もお似合いのカップルで、その部分もとても気に入りました。2人共とっても可愛いかった!!

ストーリーとしては、前半・後半で割としっかり別れている展開で、前半は完璧なラブコメ、後半はややシリアスに描かれています。
お話の本筋は特に凝った作りではなく、加えてエンディングは無言にさせられましたが、主演の2人がはちゃめちゃに良かったので、その印象がとにかく強かった!
「ん?」と思わせる作品の粗の全てを、この2人の可愛さで全て許せる…というドラマでした。キャラの配役が本当に大成功。

ゆるいネタバレありの感想

チャン・ドンユンさん所属事務所インスタグラムより

島で家族と共に平和に暮らしていたノクドゥさん。しかし突然謎の敵に襲われます。
自分を狙った女刺客を追い、町までやって来ます。そこに王を狙う男装するドンジュとトラブルになり、2人は知り合うことに。
そのまま刺客探しの旅は続き、ノクドゥは男子禁制の「寡婦村」にたどり着きます。
が、男性はもちろん中には入れません…。そこで、ノクドゥさん、とあるアイデアを思いつきます。そう、女装です。

前編:ノクドゥ子として生きる
「都から逃げてきたキムさん」として、ノクドゥ子は寡婦村潜入に無事成功!
背が高く、首元などはも男性丸出しですが、小顔すぎる点と肩のあたりが少し華奢な感じもして、ドンユンさんの女装、普通に可愛いかった!。
髪が雑にまとめてあるのと、アイラインが効いていて、ヘアメイクさん上手いなと思いました。ちょっと高い声で演技されているのも、面白味がありました。

女性を装っているため、体を触られるのを異常に嫌がったり、沐浴を避けたり、男性から想いを寄せられたり、お約束のコメディが炸裂。
視聴していてノクドゥさんがこの村にやって来た理由など、もはやどうでもいい…と
思ってしまうぐらいノクドゥ子の活躍が続きます。若干、女装パートが想像以上に長いな…と思いつつ…。(でもカワイイから全然OK)

そして、ラブコメお馴染みの展開として、ノクドゥ子は次第にドンジュが気になってゆきます。ドンジュですが、なかなかのツンツン女子。
そんなドンジュもある日、キムさんは男性だったという衝撃の事実を知ります。そして彼を意識し始めます。

個人的に結構良いなと思ったのが、ノクドゥの態度です。
積極的にドンジュにしっかりと好きだという意思表示をしているのは、観ていてスッキリしました。
加えて割と自身満々に「お前は俺を見てる、そうだろ?」とドンジュに言い、半裸で彼女にキスするという強気な態度を取るなど、なかなかの男性。さすが『ノクドゥ伝』なだけあるな…と伝説の目撃者になりました。

それを我々以外に真正面から目撃(正々堂々と)したのが、ユルム(カン・テオさん)です。そりゃ、自分の好きな女性が上半身裸のイケメンにキスされてたら、怒り爆発で粘着質になるのもわからなくもありません。
このシーンが全ての元凶だったのかなと思えました。ドンジュを巡り、ノクドゥとユルムは最後までもつれた関係となります。

後半:王の息子ノクドゥとして
女装男子物語として始まったノクドゥ伝ですが、さすがにこれだけで終わりませんでした。ノクドゥがずっと探していた「自分は何者か」という点。
一瞬、女装もしているし自分探し的な青春時代劇ストーリーでもいいんだよ…と、ノクドゥ子とドンジュンを観ていて、ふと思ってしまうのですが、後半は正統派風の展開になっていきます。

そして探し求めていた真実をついに知ってしまいます…ノクドゥは実は王の子だったのでした。
しかも愛する兄は、ノクドゥを生贄にする形で敵のユルムに付いています。
敵のユルム(綾陽君)は王座とドンジュンを奪うことに夢中。
ノクドゥが王の息子という事実も知っていて、あれこれ思案しながら彼の命も狙っています。
正直ノクドゥを狙うという回り道をせず、先に王の命を上手く狙った方が効率が良さそうだなと思いましたが、恋敵ということ重要だったのかもしれません。
とにかくユルムはノクドゥが嫌いなことで定評があります。

お世話になった寡婦村を「捨てた」と焼き尽くしたり、周囲をドン引きさせるユルムさん。うっかり好きなドンジュまで危ない目に遭わせたりと、何がしたいのか不明でしたが…。ドンジュの気持ちが自分に向かないことで、少々ヤケになっているようにも思えました。

再び都に場所を移したノクドゥさん。名前も変え、父である王に近づこうと、側近になるべく試験を受けたり、ドンジュと再会したりします。
運動神経抜群のノクドゥは首席で合格。その際ドンジュと共に親しくしていた、あの呑気なブランコおじさんが王であったと知り、驚くノクドゥ。

しかし驚きが失望に変わったのも、言うまでもありません。
父である王が王子ノクドゥを”捨てた”のは、単に「自分の王座を脅かす存在」だと予言されたから、という"simple is best" な理由を数話後に知り、そのド直球すぎる理由に大変なショックを受けるノクドゥさん…。

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ノクドゥとドンジュですが、2人が想い合っているのは明白ながらも、なかなかドンジュが認めようとしなかった関係でした。
ですが、ついに彼女がノクドゥを愛していると告げます。実にストーリー3分の2を消化した頃、自分の気持ちに気付くドンジュさん。(さすがに遅すぎません?)
彼女の手のひら返しの態度に、半裸でキスを迫ったノクドゥさんもオドオドするのも無理はないです。
正直、このままツンツンした彼女のまま最終回手前まで行くのかな?と個人的にも半ば諦めていたところでの朗報でした。良かったです。

しかし、そんな2人でしたが、お互い隠している秘密が。
ノクドゥは上述したように王の息子。
ドンジュですが、彼女の使命…それは「王を暗殺する」ということ。両親の命を王に奪われてから、ドンジュは王暗殺をだけを決意して生きていたんですね。
そんな彼女の背景を知っているユルムさん。ノクドゥを好きなドンジュが許せないでいます。
ユルムに「ノクドゥは王の息子、敵の息子だ」と告げ、それでも好きなのかと問われ、動揺するドンジュ。ようやくノクドゥへの愛を認めたドンジュでしたが、好きになってはいけない相手でした。

秘密や彼らの恋心含めてこの2人、もう少しちゃんと話す時間を持っていれば…という事が多発していて、少々イライラさせられましたが、ノクドゥとドンジュが可愛いので許せました。

そしてストーリーは最終段階へ。
各自色々な思惑で動き始める後半、王も追われることになります。可愛がっていた側近のノクドゥが自分の息子だと知り、「余は激怒」する王でしたが、気づけばドンジュに崖に追い詰められます。
ドンジュの武器、裁縫箱を改良した使いにくそうな弓矢でロックオンされる王…。
これには絶対絶命かと思いましたが、何とドンジュが「え?今?」というタイミングで長々と話し始め、絶好の機会を失ってしまいます。話が長すぎたのか、王はバランスを崩して崖から落ちてしまいます。

翌朝、宮廷ではノクドゥvsユルムの最終決戦が。
ドンジュはノクドゥに「お互いが誰かは関係ない、2人で仲良く暮らしたい」と率直な愛を彼に伝え、ノクドゥは「彼女のために生きる!」と意気込みます。

そんな中ドンジュはノクドゥをかばった際、ユルムと会います。
隙あらば迫るユルムに彼女は「怖くて嫌」とアッサリNOを突き付け、彼は涙目になってしまいます。
これには視聴していて、「え?今?」と再び思ってしまいました。ドンジュさん、気持ちを伝えるタイミングが何かと微妙な方だと思います。
しかしユルムさん:
1)「絶対に王になって君を娶る!!」と自分を奮い立たせます。
2)ヤツ(ノクドゥ)は敵の息子、最初は関係は良くても次第に悪化…と、やはり気弱になったのか、ドンジュを説得。
と、やや情緒不安定さも見受けられました。

途中時間がタイムスリップしたのか、ノクドゥさんの「行ってくる」の言葉の直後、夕刻→夜に急に時間が進み、どこに彼が"行った"のか視聴していて混乱しつつ…。

戦い続けるノクドゥはユルムに優勢でしたが、とんでもねえ男が突然出現して場の空気が凍り付きます。
そう、王が復活!ドンジュがあの時、矢を放たなかったツケがここに…!
絶対絶命かと思われたノクドゥさんでしたが、なぜか余裕でドンジュと逃げます。
とはいえ、ピンチになりつつノクドゥを生かすと決めたドンジュ。
自分がユルムの側にいることを条件に彼を「死んだ」として逃がすことに成功。ユルムさん…それでいいの…?(困惑)

幽閉状態のドンジュ…寝ている彼女の部屋に勝手に入ってきたりと、怖さも感じるユルムさんでしたが、彼女は心が1ミリも動いていない様子。
そして忍者ノクドゥがタイミングよく参上。ドンジュを連れ去り、2人は無事再び一緒になります。これにはさすがの粘着質なユルムさんも、諦めた様子(?)。

ノクドゥとドンジュ、そして兄や父も大集合で島で平和に再び暮らす日々。
2人は結婚し、そして何と9年後…。
史実がベースにあるので、この時間経過はしょうがないのかもしれませんが、このあたりかなりチグハグでした。結局ユルムこと綾陽君が謀反を起こし、王に「ノクドゥと同じ誕生日は11/19」だとネタバレし、呆然とする王。
ただ、占いは間違ってなかったんだなー(棒読み)と思いました。

王は最後ユルムに「孤独になる」と呪詛を吐いて終わりました。
このシーンで、ノクドゥとドンジュのハッピーエンド(一応)が台無しというか、完全にユルムが破壊王になってノクドゥに女刺客を送るのでは…と、一抹の不安を感じてしまいました。
というか、ユルムの性格から考えると、今後絶対に怒りの矛先はノクドゥに行くと思いますし、そもそもノクドゥが再び王座を狙う可能性もゼロではない訳で…。
と、不穏な気持ちになりつつも、ノクドゥとドンジュが可愛いので100%許せました。(70回目)

ということで、頻繁に「それでいいの?」と困惑しつつも、ノクドゥ&ドンジュFOREVERという感じで、終わりを迎えたドラマでした。
可愛いは正義…それをまさに痛感した作品となりました。
とにかく2人が泣くほど可愛い(真実)
しっかりしたお話の筋を求める方には、絶対的な物足りなさを感じると思います。
ですが、主演のチャン・ドンユンさんとキム・ソヒョンさんの2人にハマると、作品の雑さが殆ど気にならなくなるという、ある意味ミラクルに仕上がっている不思議なドラマでした。私は気楽に観れて、且つ2人が大好きなので大変楽しく視聴させてもらいました。

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