おすすめ度：70％
期間限定度：100％
そっくり度100％
原題：막판로맨스 (ラストロマンス）全10話（U-Next版）
余命宣告された女性の望みは、俳優との恋愛だった？2017年放送のラブコメ。
あらすじ・キャスト
自殺防止センターの相談員として働くペク・セ（ハン・スンヨンさん）は、人気俳優ソル（イ・ソウォンさん）の大ファン。明るい彼女でしたが、実は病気を患っていて余命宣告を受けているのだった。
死ぬ前に大好きなソルと恋愛をしたいと望むペク・セ。そんなある日「俳優ソルとそっくりで嫌だ」という相談をドンジュン（イ・ソウォンさん）から受けた彼女は…？
感想
スイート6ストーリーズというドラマシリーズの中の1つの作品の、短編ドラマです。
U-Next版では約15分ｘ10話に編集されていました。
適当に観始めたのですが（すみません）、当初の期待よりずっと面白かったです！予想外に切なくなる部分もありました。
とにかくテンポが非常によく、また場面展開がとても上手かったので、同じようなシーンが続かず、全く飽きずに集中して一気に視聴しました。
末期ガンを患いながらも明るく前向きに「自分のしたいことリスト」を制作し、大ファンである俳優と恋愛をしたい！という強い意思で相手を探す…という、お話のスタートです。
視聴していて設定や流れも特別引っ掛かるような点もなく、コメディ（パロディ）部分もあって割と凝った部分も良かった！
ペク・セ役ハン・スンヨンさん
「生命の電話」の相談員として働いている。
すい臓がんを患っていて、余命3か月と宣告される。
俳優チ・ソルの大ファン。
チ・ソル役イ・ソウォンさん
デビュー10年目の人気俳優。
特に恋愛ドラマに定評がある。
『オオカミ青年』では観客動員1000万人を記録し、大ブレイクした。
好みの女性のタイプは賢明な女性で、今まで女性のスキャンダルは無し。
ユン・ドンジュン役イ・ソウォンさん
売れない無名の俳優。
顔がとにかくチ・ソルに似ているため、比較され、不満が募っている。
整形してチ・ソルとは違う顔に変えたいと考えている。
ゆるいネタバレありの感想
ハン・スンヨンさんインスタグラムより
相談員のペク・セは余命3か月…。
バケットリスト（死ぬ前にやりたいことリスト）を作成しますが、その中でも「大好きなチ・ソルと恋愛」は外せません。とはいえ、俳優と恋愛するなんて無理なことは彼女も理解しています。
そこで保険金を報酬として、"チ・ソルとして恋愛"してくれるそっくりさんを募ります。が、なかなか彼女の納得する外見を持つ人は現れません。
そんなある日、仕事で受けた電話に「チ・ソルに似ていて嫌だ」という相談がペク・セの元に入ります。
好きな俳優と似ている…彼の顔を確かめられずにいられない彼女、急いでその電話を掛けた男性の元に駆けつけてしまうペク・セさん。
その場には、彼女の求めていた完璧なチ・ソルに似た外見を持つ男性、ユン・ドンジュンがいました。
速攻で期間限定の契約恋愛（報酬3000万）を持ちかけるペク・セさんに、ドンジュンは引き気味。怪しい話だと思い、一旦は保留として家に帰るドンジュンさん。
とはいえ、ドンジュンは自分のチ・ソルに似た顔を嫌って、整形費用としてちょうど3000万を必要としていたのでした。
まさに渡りに船、色々考えますが悪い話ではないかも…とドンジュンは契約恋愛をスタートさせることに。
彼女の願いはチ・ソルとのドラマのような恋愛…なので、ドンジュンは彼の演技を真似てみたり、色々と頑張ります。
過去の人気ドラマ『トッケビ』蕎麦の花、『シークレットガーデン』ヒョンビン先輩のスパンコールの派手なジャージ、『太陽の末裔』のビックボスなど、色々ネタを取り入れてあり、面白かったです。このあたり、結構凝っているなと思いました。
しばらくは俳優・女優のような設定で、ドラマの1シーンを楽しむように付き合っていた2人。しかし、次第に気持ちを通わせるようになります。
ですが、問題発生。
ドンジュンは、WEBトゥーン作家の友人と同居しています。
その彼が漫画ネタとして、このドンジュンとペク・セの"恋愛"を面白おかしく誇張して
WEBに発表していました。
この漫画を目にしたペク・セは、自分が完全なネタ扱いになっていることにショックを受けます。
しかもドンジュンから「哀れみ」の気持ちを持たれていることに、嫌悪感を抱きます。
ペク・セは施設育ちで両親がいません、その同情や哀れみの気持ちを他人から持たれることを幼少期からずっと嫌がっていたのでした。
ドンジュンから「誰かの主役になったことないだろう？」と言われるペク・セさん。
そう言うドンジュンはあるの…？と少々疑問に思いつつ、言葉に傷ついたペク・セ。
契約破棄を告げ、2人の関係はここで終了してしまいます。
一方、忘れていましたが、俳優チ・ソルさん。
このそっくりなドンジュンとペク・セのデート写真が、チ・ソルのスキャンダルだと
話題になります。チ・ソルさん、身に覚えがないので可哀想なのですが、ペクさんの家を突き止め、「合成した写真」だと証言して欲しいと、なぜか一般人の家に直接伝えにやって来ます。
記者に囲まれたペク・セとチ・ソル…彼女が病気の事もバラされ（ヒドイ）、チ・ソルの美談のようにスキャンダル話を仕立て上げようとした、その時！
ドンジュンが登場し…！？
ということで、エンディングでは残念ながらペク・セさんは亡くなってしまいます。
ですが、かなり上手く描写されていて、彼女らしく明るく語られていたのは良いなと感じました。
ドンジュン役を演じるイ・ソウォンさんですが、とんでもねえ事件で、今後もう姿は見ることがないかと思われます。あくまでこの作品の俳優さんとしての感想ですと、この役柄にとても合っていて良かったです。
またスンヨンさんもちょっと気が強い部分と明るさがあるのが、ご本人の雰囲気にピッタリで素敵でした！
短い尺を大変上手く使ったまとまった作品だなあと強く印象に残り、特に場面展開が素晴らしかったと思いました。
ストーリー自体は先が読めるお話ですが、とにかく演出が良くて思った以上に楽しめました。
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