ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ ペントハウス シーズン1 (感想)

おすすめ度:70%
100階度:100%
顔芸度:100%
原題:펜트하우스 / The Penthouse: War in Life (シーズン1、全42話)

ペントハウス1感想考察レビューあらすじネタバレ シーズン1

高級マンションでの女性の死をきっかけに起こるド級の復讐劇。2020年公開のシーズン1。

あらすじ・キャスト

超高級マンション・ヘラパレスのペントハウスに住むスリョン(イ・ジアさん)とダンテ(オム・ギジュンさん)ら家族。
そして声楽家で講師のソジン(キム・ソヨンさん)と夫である医師ユンチョル(ユン・ジョンフンさん)らは、パーティを楽しもうとしていた。
一方、ソジンと過去にトラブルがあったユニ(ユ・ジンさん)は、娘の芸術高校受験に関してソジンに因縁の再会果たす。
そんな華やかなヘラパレスである夜、1人の女性が転落死するのだった。
一体この事件の真相は…?

感想

顔芸がすごい
ルールを度外視した場外乱闘が続く、エクストリーム愛憎復讐ドラマです。
とりあえず「何でもアリ」なので、むしろ何も考えず割と適当な気持ちで視聴しやすい作品かなと思います。
真面目に色々考えたり考察すると、ただただ無駄骨を折ることになるというか、単にイライラさせられるだけというか…(すみません)
とりあえず何事もスケールが半端ない感じなのですが、かなり大袈裟で過剰な演出と相まって、全体的に非常にクドイ作品となっています。
個人的にはドラマとしては確かに面白いとは思いましたが、期待したよりは下回ったかな…という印象を持ちました。
内容自体は新鮮味は皆無とは思います。ただネタの組み合わせ方がなかなかクレイジーというか。
斜め上のネタばらし展開が繰り出され、もうこれギャグ…という感じで、なかなか振り切っていて良いと思いました。
内容は、カネ!復讐!殺人!不倫!盗聴!顔芸!いじめ!初恋!貧富!格差!ペントハウス!顔芸!!という役満な感じです。
ドロドロしていますし、風紀も乱れていますし、とにかく登場人物全員がイカれている、そんな愉快な仲間たちのお話となっています。

とりあえずシーズン1を視聴しましたが、残念ながらスッキリとは終了しません。(ネタバレかもしれませんが)
現在シーズン3まで放送されているので、この作風ですと後出しジャンケン的にこの先まだまだ続くのでしょうか。
視聴率が大変良かったとのことなので、まあしょうがないのかもしれませんが、この手の内容をシーズンで長々と続けて出すのは個人的にはあまり好きではないのでさっさと2ぐらいで完結して欲しいなと思います。(個人的な意見です)
ちなみに個人的に好きなキム・ヨンデさんがダンテの息子として出演されていたので、ヨンデ☆シーンでのみ心の平穏を保てた次第です。
とはいえ、ヨンデさん演じるソクフンも例に漏れずKUZUとなっております。

ゆるいネタバレありの感想

韓国ドラマ ペントハウス1あらすじネタバレ感想
ペントハウス シーズン1感想考察レビュー
ペントハウス1感想ネタバレ

高級マンション・ヘラパレス。
選ばれた人たちだけが住む、100階建ての伝説の高層マンションです。
ちなみに比較として、ソウルのロッテワールドタワーは123階建て(Wikipediaより)とのことです。ヘラパレスすごい!
日々華やかなパーティと水面下での足の蹴り合いをしている住民たち、しかし彼らを震撼させる事件が発生!
この事件をきっかけに、一応平穏を保っていたヘラパレス住民の人間関係は崩れまくり、醜態をさらすカオス状態に…。
このシーズン1では、主に「事件の犯人は誰か?」について、ドロドロとしたヘラパレス民の生き様が描かれていくことになります。

始まりの事件
ダンテ&スリョンの双子の兄妹ソクフンとソッキョンらを中心とした、リトルヘラクラブと呼ばれるクソ生意気キッズたちに数学を教えるため、色々と詐称したミン・ソラ(実はキッズと同年齢)はペントハウスにやって来ます。
ペントハウスに住むファミリーは、とにかく子供をチョンア芸術高校に入れたがっている様子。
ソラは飼い犬のために、まとまったお金が必要だったため家庭教師の職を得たよう。
そして入試の日。何と試験会場で、あの家庭教師とそっくりの生徒の姿が。
なんとソラも芸術高校を受験しており、更に彼女は驚くべきほどの実力があったのでした。
しかしこれがきっかけで、ソラは年齢など詐称して家庭教師をしていたことがバレてしまいます。
一気にヘラパレス民の攻撃ターゲットにされてしまうソラ。問題の事件発生に繋がります。
ある華やかなパーティの夜、ソラはヘラパレスから何者かの手にかかり転落死してしまうのでした。

容疑者たち
ソラが転落死したヘラパレス。
住民たちはダンテ主導の元、事件の痕跡を消すために即座に行動します。
自分たちの地位、そして子供たち、そしてヘラパレスの名を汚すものは消すのみ!
しかし一体誰が、何のためにソラを殺したのか?
(以下、全て役柄や演技についてで、演じる役者さんご本人への言葉では一切ありません)

チュ・ダンテ
とにかく目線がヤバすぎおじさん。
不動産関係で巨額の富を得て、ヘラパレスのペントハウスに住むトップオブヘラパレス民。
子供2人に対し、気分次第で暴力を振るう極悪人。
秘密の小部屋に数々の武器(?)を所有しつつも、怒ると片手で湯呑を割るぐらいの握力があるので道具ナシでもそれなりに強そう。
爆破されたり泥沼にハマったりと、どんなに激しい状況でもメガネだけは割れない謎。
妻スリョンの影でソジンと不倫を楽しむが、家庭教師ソラに気付かれてしまうという痛恨のミス。そのためソラに対し圧力をかけていた。
事件現場も率先して証拠隠滅しようとするなど、とにかく怪しさ100%
後半にかけて意味不明のモテ度UP。

シム・スリョン
ヘラパレス100階という超高層階に夫ダンテと双子と共に住む富豪。
ソラが転落した時には、ちょうどエレベーターの中にいたスリョン。
ちょうどソラを突き落とした犯人の手元が見えたらしいですが、エレベーターの中から果たしてどのような状況で見えたのか?
そして、尋常ではなさそうな腕の長さの持ち主の犯人の手元の謎とは?
双子ソクフンとソッキョンとは血が繋がっておらず、ダンテとは父親が異なる実の子供は長期間の入院中であることが明かされます。
ヘラパレス住人の中では唯一ソラに対して優しく接していたスリョン、彼女も容疑者となるのか?
K-POPガールズグループ・ペントハウスのメンバーカラーは白。

ソクフン&ソッキョン
ダンテとスリョンの子供、双子の兄妹。
妹ソッキョンを文字通り全力で守る頼れる兄ソクフンだが、2人は家庭教師としてやってきたソラをイジメのターゲットに。
ソラだけにとどまらずロナに対してもイジメに加担する兄妹だが、ソクフンがロナを好きになってしまう…。

チョン・ソジン
目玉をひん剝いて迫真の怒りを見せてくれるソジン。
声楽家で歌の先生。メンバーカラーは赤と黒
親がチョンア芸術高校含め財団の理事を務めていることで、自身もその席を狙っている。
1人娘ウンビョルには常に厳しく、子育ての信念は「勝つこと!」
最早誰と勝負しているのかわからないが、常に勝つ事だけを考えているソジンさん。
夫ユンチョルとは仮面夫婦で、あまり裕福ではない彼の実家含めて半ば馬鹿にしている。
ダンテと不倫中で、いつも際どい駆け引きをしがち。
ユニとは高校時代に声楽の道、そしてユンチョルを巡って因縁のトラブルがあった。
亡くなったソラに対しては、娘ウンビョルが得るはずだった首席入学の座を奪われ、怒り狂う。
不倫の件含めて、ソラには恨みがありそう…。

ハ・ユンチョル
妻ソジンに何かと頭が上がらない医師ユンチョル。
そもそも学生時代にはオ・ユニと交際していたものの、奨学金を巡ってソジンと知り合いユニを捨ててソジンと結婚。
しかし財閥であるソジン一家とユンチョルは釣り合わず、常に疎まれる存在に耐えかねていた。
カネ目当てで嫌いなダンテが勧める不動産投資の話に乗り、密かに儲けようとするが…。
久しぶりに元カノのユニに再会し、心が揺れ動く。
ソラの事故現場の証拠隠滅に協力する。

ウンビョル
ソジンとユンチョルの一人娘。怒りに燃えた表情は母譲り。
理事の孫として、芸高にトップで入学し成功するというプレッシャーに常に追い立てられている。
加えてソクフンがロナを好きだという事実に、嫉妬の鬼へ。
ソラの死に何か関係があるようで、精神的に不安定になってゆく。

オ・ユニ
高校時代は声楽家のたまごとして、将来有望視されていた。
しかしソジンとトラブルとなり、その道は断たれることに。以来、ソジンは宿敵。
1人娘ロナが芸術高校を目指すことになり、再びユニの中の炎が燃え上がる。
補欠合格となった娘を、何とか”合格”させようと必死になるユニ。
合格者の誰かが「死ねば」ロナが繰り上げ合格となる…、恐ろしすぎる考えが頭をめぐるユニ。
実際事件後にユニが亡くなったことで、ロナは合格するのだった。
ソジンや仲良くなったスリョン、元カレのユンチョル…ペントハウスに住む人々と知り合い、いつか自分も入居してやると誓うユニ。
かなりの短期間で英語を完璧にマスターしたりと、秘めた謎の能力を持つ。
不思議な力のせいか、ペントハウス住人の間でモテ度UP。イメージカラーは黄色。

ぺ・ロナ
母ユニが声楽の道を歩んでいたと知らずに、芸術高校を目指しはじめたロナ。
しかし金銭的な格差を感じ、何かとクラスメイトたちとトラブルになる。

ク・ホドン/ローガン・リー
ある時は長髪の体育教師ホドン、またある時はダンテに取引を持ちかけられていた富豪ローガン・リー。
彼の正体は、亡くなったソラの(血のつながりは無い)兄でした。
妹の仇を討つために韓国にやって来て、密かに復讐のために動いていたのでした。
同じ目的を持つスリョンに協力することに。

韓国ドラマ ペントハウス シーズン1 感想考察あらすじネタバレ

ソラの母親と復讐
亡くなったソラですが、彼女の出生の秘密が明らかに。
擁護施設で育ち、その後アメリカへ養子として渡ったソラ。
彼女の実の母親は一体誰なのか?
ソラの母親ですが、何とスリョン…!
スリョンはソラの死後に娘だったと知り、深い悲しみに包まれます。
ペントハウス民にひど過ぎる扱いを受けた末、無残にも亡くなったソラ。
娘の仇を討つため、スリョンは今まで自分を騙していた夫ダンテ含め復讐することを決意。
殺人犯だけでなく、キャラそれぞれの裏切りや復讐、やられてはやり返す!そんなド派手で、とんでもねえお笑いのような愛憎劇がスタート。

犯人は誰?
長々と”犯人は誰?”クイズを展開していた今作。
半分夢オチのように、唐突に「自分が犯人だった!」と思い出してしまうユニさん。
お酒って怖いですね。
最終的にスリョンが「DNA判定でユニが犯人だと分かった」と発言した時は、やっぱりこのドラマは半分コメディだったのだと確信。
ソラの体内から秘密裏に記録媒体を取り出すより、DNA捜査は簡単そうですが…。
当初は格差社会に苦しむユニでしたが、気付けばトントン拍子にペントハウス住民に登り詰める彼女。
欲しい物は体当たりで手にいれる…それがユニスタイル。
しかしそれには殺人が含まれていたという、恐ろしいオチでした。
ちなみに何気にダンテさんが、ペントハウス3人組のどのメンバーとも関係を結んでいることに驚愕しましたが、彼の魅力はこのシーズン1ではあまり伝わってこないなと思った次第です。
我慢した(?)元カレのユンチョルさんの存在感とは…と、ついつい下世話に思ってしまいました。

シーズン1のまとめ
スリョンの娘だったソラを殺した真犯人はユニ!
そしてそんなユニを”利用”したのは、結局ダンテ&ソジン。
ユニは結局スリョンの殺人犯として逮捕されてしまいます。
結局「格差」は埋まらず、スタート地点から何ら構図は変わらずシーズン1は終了。
ローガンに殺されそうになるユニでしたが、2ではおそらくローガン&ユニvsダンテらになるかと思われます。
次から次へと問題が降りかかりますが、ネタのように
・盗聴器どうなった問題
・セキュリティの概念ゼロ問題
・どの角度から撮影したのか問題
・割れまくる陶器・ガラス類問題
・独り言が大声問題
・睨み過ぎてドライアイ待ったなし問題
などが山積みで、考えているうちに終わってしまいました。
下世話的な意味合いでは中毒性はありますが、全てが後出しで視聴していて正直萎えたのと、ただただオーバーなドラマだったなという印象でした。

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