ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ イケメンアーチェリー部~妄想女子のBL観察記~ 感想

おすすめ度:65%
BLのネタ探し度:100%
撮影アイテム度:100%
原題:매칭! 소년 양궁부 / Matching! Boys Archery 全4話

イケメンアーチェリー部ドラマ感想

マンガのネタを探すためマネージャーとなるが…2016年放送のWEBドラマ。

あらすじ・キャスト

WEB漫画家を目指すシア(Keiさん)はある日偶然、ジワン(ソ・ジフンさん)などイケメンばかりが所属する高校のアーチェリー部の練習場を見つけることに。
ちょうどマネージャーを募集していたため、シアは年齢を偽り彼らのマネージャーとなる。
漫画のネタにちょうど良いと画策するシアだったが…。

感想

想像以上にお気楽で陽気なドラマで、視聴していて単純に楽しかったです。
かなり雑というかはちゃめちゃなシーンの繋ぎが散見されましたが、作風が冒頭から変化せず一貫しておバカな感じ(悪い意味ではありません)だったので、強気で良いなと好感を持ちました。
タイトル通りBLがネタとして扱われてはいますが、一応軽くですがシリアスにも取れるようになってはいます。ただ根本的にはBLドラマではなく、単なるコメディが強めのWEBドラマです。

個性が強いイケメンたちが所属する某高校のアーチェリー部、通称X-TEN(この名称が必要だったのかは謎)。
ちなみにTENと入っていますが、部員は把握した限り5名しかいないようでしたが…。
そんな部員たち”目当て”にシアさんがマネージャーとして彼らの部に潜入。イケメン目当てというと、彼女が誰かを好きになるというラブストーリーを想定しますが、シアの目的はあくまでもBL。
5人の”仲”をあるシーンだけ切り取って妄想をふくらませ、BL漫画として作品化し連載する予定です。
つまり、シアは完全に自分の漫画のネタ探しのためだけにマネージャーになったのでした。そんな妄想ドタバタBLっぽいコメディのドラマとなっています。

個人的には部員の1名に、ソ・ジフンさんが出演されていたので驚いたと共に嬉しかったです。(いつも出演者をほぼ確認せずに視聴し始めるので…)

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

SEO JIHOON JP OFFICIAL FANCLUB(@seojihoon_official_jp)がシェアした投稿

ソ・ジフンさんJapan Official Fanclubインスタグラムより

WEB漫画家志望のシアですが、彼女の漫画はボツ作品ばかり。
編集者にダメ出しされて暗い気持ちで歩いている時、とあるきっかけで体育館にたどり着きます。そしてそこには、アーチェリーをする5名の輝く男子高校生が!(老けている方もいるようでしたが…)
シアはこの5人を見て「これだ!!」とひらめきます。
家に帰り速攻で漫画を書き、編集に見せるシア。
そう、その内容とはアーチェリー部の男子部員同士の恋愛…。シア先生の新ネタはBL漫画だったようです。
この内容に編集者もすぐにOKを出し、何とトントン拍子でデビューまで決まってしまいます。しかしこれに焦ったのがシア。
連載に耐える”ネタ”の数がほとんど無かったようです。
新規ネタが必要だと感じたシアは再びあのアーチェリー部に行き、素晴らしいタイミングで募集していたマネージャーの座を得ます。
シアは本来は20歳でしたが、18歳だと偽って入部。部の所属の高校生かどうかは全く問われないようだったので、年齢も別に偽る必要もなさそうでしたが。
とにかく、無理矢理マネージャーになったシアさん。これでアーチェリー部のネタは無限(?)に手に入りそうですね。安泰。

そんなシアさんですが、部員同士の些細な”ふれあい”にも過剰に反応し、妄想を爆発させてしまいます。
そしていつも着用している腕時計風のカメラで、部員を事あるごとに謎ポーズで激写。
加えて常にデカい独り言をぶちかまし、どう考えても怪しい人物シアさんなのですが、5人は全く気にしていない様子なので、他人事ながら良かったなと思いました。
ただ、シアさんの妄想内容がベタで安直なものが多く、別にアーチェリー部にわざわざ潜入しなくても簡単に思いつきそうなネタだなあとは思いはしましたが…。

そんな時、部にとんでもねえニュースが。そう、廃部です。
部員たちは驚きもせず普通に廃部という事実を受け入れている様子、どうやら前からわかっていたようです。
しかしそんな部員たちよりも、一番怒り狂っていたのがシアさん。
理由は、もちろん漫画のネタのためです。「今さら、描き直せない!!!」と怒り心頭。
既にまあまあのネタは手に入ったように思えましたが、シア先生にとっては不十分、圧倒的にBL不足だったようです。
シアは「廃部を止めるのは大会で優勝するしかない!!」と、非常に短絡的に5人に伝えます。
財政難が廃部の理由だと告げられたように記憶したのですが、大会優勝するとスポンサーでも付くのかもしれません。

気持ちが離れかけていた5人を繋ぎ止めたのは、なんとシアだったのでした。
5人とマネージャーたちは強化合宿を行ったりと、次第にX-TENたちメンバーの気持ちも高まります。
合宿中、ジワン君がなんと蛇に噛まれてしまい病院に運び込まれるという、レアなトラブルも発生。結局毒蛇ではなかったということで、安堵したメンバーでしたが、1人かなりジワンを心配そうに気にかけている友人が。
そう、ジワンの幼馴染であるスンジュン君です。
この2人の関係を目撃し、またもやピンと来るシア先生。
合宿からの帰りのバスの車中、またもやデカすぎる声で「私のアンテナは立ちっぱなしよ!」と突然発するシアさんに視聴していて困惑しつつ…。
シアはジワン&スンジュンのペアに完全にロックオンしたようです。
シアさん、どうやらこのジワンとスンジュン=”スンワン”という王道BLカップルネタを本筋にして漫画を描くことを決めたようです。

このように、ドタバタコメディ強め=シアの暴走で物語が進みます。
加えてシアの目論見通り(?)、スンワン・カップル誕生疑惑(一応)でかなり淡すぎるBLも匂わせつつ…。
最終的には、シアさんの正体が5人にバレてしまう問題もありましたが、上手くまとめてあって良かったなと思いました。
スンワンコンビの2人も今後どうなるかは不明ですが、幼馴染としては少なくとも関係は続くと思いますし、眩しい光の匂わせでBL勢向けにも一応アピール(?)していて良いエンディングだったのではないでしょうか。
ということで、短いドラマでしたがテンポも良く面白かったです。平和なドラマだったなという感想でした。

こちらもおすすめ: