ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

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韓国映画 ちりも積もればロマンス (感想)

おすすめ度:35%
正反対の2人度:100%
貯蓄度:100%
原題:티끌모아 로맨스 114分

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お金に困っている陽気な男性と、超ドケチな女性との"仕事”とは…2011年のラブコメ作品。

 あらすじ・キャスト

就職活動中のジウン(ソン・ジュンギさん)はお調子者で、仕事が決まらない中でも愛用のスクーターでツーリングに出かけるなど、日々をそれなりに楽しんでいた。
一方貯金することに異常に熱心で、とにかくお金を使うことを極端に嫌うホンシル(ハン・イェスルさん)。
2人は家が近所ということもありある日出会い、ジウンに一緒に働くことを持ちかけるホンシルだったが…。

感想

ストーリーとしてはあまり山場や強いオチもなく、且つラブコメ部分もそれほど多くなく、かなり地味でやや単調さを感じた作品でした。
ただ、主人公のジウンを演じているソン・ジュンギさんが、想像以上に憎めないお調子者でだらしない役柄がハマっており、そこはとても楽しめて視聴しました!
ホンシルを演じるハン・イェスルさんも雰囲気が役柄に合っているなあと思いました。
ただ、ホンシルという役柄のキャラ設定に一貫性がないようにも思え、個人的に疑問を感じる部分があったりして、イマイチお話に対して共感や没入感を持てなかった作品かなと思いました。

全体的に色々と"きっかけ"があったにも関わらず、キャラに対しての掘り下げが妙に少なく感じ、表面的にお話が進んで、そのまま終わってしまったという印象が残りました。ちょっと物足りなさを感じました。

ゆるいネタバレありの感想

ハン・イェスルさんインスタグラムより

とにかくお金にルーズで、口も上手く能天気なジウン、26歳。
就職活動は一向に上手くいかないものの、あまり気にせず気楽に親に金銭的援助を頼む始末。家賃も滞納し、とにかく金欠だけれどやたら陽気なジウン。

そんなジウンでしたが、近所に住むホンシルと出会います。
27歳のホンシルは、ジウンとは真逆の性格。まるで何かにとりつかれたかのように、金銭的に完全に禁欲の身。
定職には就いていないホンシルですが、空き瓶回収に始まり、色々な物(危ない系も含め)を売ったり、税金はどうなっているのか…という謎の収入源で結構な金額をコツコツと貯めています。

ホンシルは銀行勤務の男性のアドバイスに従い、貯蓄したお金を投資に回したりして、運用をしているようです。そんな彼から、別名義の銀行口座があった方がよいというアドバイスを聞き、何かを思いつくホンシル…。
そこで出てくるのがジウンです。
彼女は金欠のジウンを「助け」、ホンシル名義の別の銀行口座を用意。彼女の仕事を手伝うことを約束させ、ここから2人は共に「仕事」をし始めます。

そんなジウンですが、彼は愛車のスクーター(名前はアウディ)で、ツーリングの集まりに行ったりしています。
このツーリングのサークルですが、全員が無職のようで、お互いニックネームで呼び合っているのが面白かったです。ちなみにジウンの別名はマーロン。
同じグループ内の女性、ミントさんの事が気になっているようです。そのまま2人は男女の仲になりつつあります。
このあたりのエピソード含め、序盤はジウンのクズなエピソードが多く、割と面白かったです。とはいえ、このミントさんとの関係はホンシルは特に知らず、また気にしていないかもしれません。

ホンシルはとにかくお金がかかる「宗教・病・恋愛」はしない!と、強い決意で生きているのでした。それを聞いて驚愕するジウン。恋愛しないなんて!と反論します。
他にもお金に固執するホンシルにジウンが「したいこと・やりたいこと」についての
考え方を述べるセリフも良かったです。
このようにこの2人の会話は時に非常に興味深く、この作品内で最も印象に残った部分だったかもしれません。

後半、どうしてホンシルがこんなにお金に固執するかという点が明らかにされます。
ですが、映画作品としては「理解できるけれど、新鮮さが皆無」というか、かなり凡庸でもう少しパンチが欲しかったかな…とは個人的に思いました。
またホンシルやジウンにとって、大きな事件となるお金を失う事件についても、序盤から予想がついていただけに、あまり驚きもなく…。
というか、あれだけお金に固執しているホンシルが、どうしてもっと慎重な方法を取っていないのかは、かなり不思議に思ってしまいました。(金利のためだとは思いますが)
当初の見ず知らずのジウンを"助けた"のも含め、ホンシルというキャラに対してあまり発言と一致しない行動があったりと、個人的にそのあたりの描き方が終始気になってしまいました。

そんなこんなで、積み上げたものを一気に失ってしまった2人。
しかし、ここで効いてくるのがジウンのポジティブさです。彼の「なるようになる」というような点と単純さ、大胆さ。
そんな性格がホンシルに再び力を与えるようで、最後は微笑ましいエンディングで良かったです!

決してつまらないお話ではなかったですし、素敵なシーンもありました!
私は街頭の大型テレビで、ホンシルが見たかった映画を一緒に(勝手に)観るエピソードは特にとても良いなあと思いました。
とはいえ、映画としては全体的に"弱い"かなと思いました。
主演のソン・ジュンギさんとハン・イェスルさんという俳優お2人の「強さ」があってこそ、色々と粗さがカバーされたかな…という印象も失礼ながらありました。
印象が残りにくい作品ではありますが、特にソン・ジュンギさんがお好きの方は必見だと思います。

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