ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国映画 恋愛の抜けたロマンス (感想)

おすすめ度:60%
マッチングアプリ度:100%
ヒヨドリ度:100%
原題:연애 빠진 로맨스 / Nothing Serious (95分)

恋愛の抜けたロマンス 韓国映画 感想レビュー

マッチングアプリで出会った2人の関係は…?2021年公開のラブコメ

あらすじ・キャスト

29歳のジャヨン(チョン・ジョンソさん)は付き合っていた彼と別れ再びシングルに。
恋愛に向いていないと思いながらも、人恋しさの欲望には勝てずマッチングアプリをチェックするのだった。
一方雑誌社に勤めるウリ(ソン・ソックさん)も、コラムを書くことになり勢いでアプリに登録するが…。

感想

想像以上に普通のラブストーリーでビックリしてしまいましたが、可愛らしく完結していてまさに「映画」で良かったです。
映画は本をパタンと閉じたような「終わった!」というようなある種の爽快感を感じるものが多く、この作品もそのようなタイプのラブストーリーとなっています。
95分ぐらいの映画なのでテンポも良いですし、嫌なヒネリも一切無くストレス無しで観やすい仕上がりでした。
ソン・ソックさんとチョン・ジョンソさんのどちらも非常に魅力的なお2人が主演で、
どちらかというとクセが強そうな作品を選びそうな2人が、直球の可愛らしい(?)ラブコメを選んだんだなというのは少し意外性があって良かったと思います。

ストーリーに関しては可もなく不可もなく…、という感想をまず持ちましたが(偉そうにすみません…)、定石通り進みすぎるものになっています。
序盤特に際どさを匂わせてはいますが、それほどの描写はなくかなりオーソドックスなラブストーリーだなという印象です。
…と、既にここまで私が書いた感想ですが、自分でもなんだか歯切れが悪い感じになっているなと思います、すみません。
というのも、実は「あまりこれと言って感想がない」のが正直なところです。
つまらなくもないですが、おもしろいと言い切る程でもないといいますか…。(個人の感想です)
ネガティブな意味ではなく、取り立てて悪いところや目立ったところもなく、かと言って素晴らしく際立った記憶に残るような強い山場もない…平均点も高めで視聴後はそれなりに満足度あるラブコメではありました。
ただ、そこがある意味この映画のネックになっていて、完全に”平凡な作品”に結局なってしまっているかもしれません。(強調しますが、つまらない映画ではありません)
とはいえ、個人的にこの主演のお2人が好きなのもあり、普段あまりドラマでは見られないような”ゆるい”表情の演技を割と観れるシーンが多く、その点では大変飽きずに面白く感じました。

ゆるいネタバレありの感想

ソン・ソックさんインスタグラムより

テレビ局を辞め、親の経営するカフェを手伝うジャヨン、29歳。
恋愛も上手くいかず、つい最近も新しい彼と別れたばかりのようです。(ちなみに直近の彼氏は、イ・ハクジュさんです)
もう恋愛はこりごり…ですが、その寂しさは新たな男性でした埋まらない様子。
適当に登録していたマッチングアプリを、ついついチェックしてしまうジャヨンさんでした。
一方のウリ。彼は雑誌社に勤務しています。
社内の先輩と”楽しんだ”様子のウリさん、すっかり先輩と付き合うことになると思い込んでいたようですが、それはあくまでもウリさんの気持ちだけのよう。
仲が進展したと思われた彼女から、「結婚するの」と言われてしまい撃沈してしまいます。
そんな時、編集長の司令で突然”大人むけ”のコラムを担当することになったウリ。
気が進まないもののコラムのこともあり、飲んだ勢いもあり、ウリもマッチングアプリ「愛のかけ橋」に登録します。
こうしてジャヨンとウリはアプリと通して出会うのでした。

顔合わせ
初めて顔を合わせることになった2人でしたが特に緊張する様子などなく、いつも通りのジャヨン。そんな彼女にウリは少々面食らいます。
あけすけなジャヨンの態度にウリも正直に「恋愛する気はない」と、暗にこのアプリでの出会いがただの”関係”だけを求めていることを告げます。
ジャヨンは特に驚かず「恋愛は自分には向いていない」と同意するのでした。
そんな流れのまま2人は「本来の目的」を、人気のない旧正月のホテルで達成したのです。
別れの際、ウリが社交辞令とも本気とも思えない表情で「また連絡する」と言ったシーンは、彼の性格を表現していて後から考えるとその後のシーンに繋がっていて面白いなと思えました。

恋愛の抜けたロマンス 考察感想

また会う2人
ウリは編集長の命令通り、ワンナイトに関するコラムを執筆します。それは予想を大きく裏切る人気に。
さすが文芸創作学科卒業のウリさんです。その人気にもっと連載しろと言われ、困ってしまうウリ。
と同時にあの会社のこじらせた先輩から再び連絡があり、またしても”会って”しまうウリさんでしたが、やはり先輩は単にウリを”利用”していただけと判明。
また釣り糸に引っかかってしまい、半分傷つき半分怒りを持ってしまうウリさん。先輩のこと好きだったんですね…。愚痴を言いたかったのか、ついついジャヨンに連絡してしまうのでした。
とはいえこの後、ジャヨンとウリは結局完全に安定した”関係”となっていきます。
しかし、世間一般のカップルとして正式に付き合う気持ちはジャヨンにはなさそう…。

ということで、この2人の微妙な関係性とウリがジャヨンに秘密にしているコラムについても、後々トラブルになっていきます。
とはいえ、エンディングが大体どうなるかは簡単に察しがつくかと思いますが…。
かなりベタな感じでお話が進み、全くストレス無く観れる映画になっているので、ラブストーリーを短時間で軽く楽しみたい時にはピッタリの作品かなと思った次第です。
特に心に残る作品ではなかったですが、ソン・ソックさんはやっぱり魅力的だなあと思いました。

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