ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 七日の王妃 (感想)

おすすめ度:68%
涙度:100%
疑心暗鬼度:100%
原題:7일의 왕비(7日の王妃)全30話(U-Next版)

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王と異母兄弟に愛された悲劇の女性の運命とは?2017年放送の史劇ロマンスドラマ。

あらすじ・キャスト

両親に黙って田舎町から男装して都に遊びに来た、良家の娘チェギョン(パク・ミニョンさん)は、街でヨク(ヨン・ウジンさん)と偶然会い、言い争いとなる。
しかし、そんな中朝鮮王朝時代の国王、燕山君(イ・ドンゴンさん)は、異母兄弟のヨク(ヨン・ウジンさん)と側近の娘チェギョンを結婚させようと2人を引き合わせたのであった。
ヨクとチェギョンは打ち解け始め仲を深める2人だったが、国王、燕山君も天真爛漫で明るいチェギョンを気に入り始め、また弟の存在を脅威に思い…。

感想

朝鮮王朝で史上最短のたった7日で廃位された、実在した王妃を元にしたとても切ないラブストーリーです。
一応歴史ものですが、メインのお話はチェギョン(パク・ミニョンさん)、ヨク(ヨン・ウジンさん)、そして燕山君(イ・ドンゴンさん)の3人がメインの非常にドラマティックな恋愛関係と権力争いを宮廷を舞台に描かれている作品。

史上最短のたった7日で廃位という史実を元にしていますし、そもそもこの歴史を知らない人(私です)でも、タイトルから感じ取れる悲劇感から何となく雰囲気はご想像できるかと思います。
つまり、最初から結末はある意味"超ハッピーエンド"にならないことは確実でした。でも、だからこそ楽しめる…という部分もあったかなと思いました。
お話の展開としては、ヨクとチェギョンの幼少期時代から最後まで描かれていて、結構壮大な時間を軸にしたドラマとなっています。

チェギョン役のパク・ミニョンさん
いつも明るく物おじしないキャラ。天真爛漫な可憐な役で、ミニョンさんに大変合っていて可愛らしかったです!
ただ成長しても、いつまでたっても元気っ子な感じ…そこが少々気になるというか(この時代に)こんなに主張できる女性いる?というような場面もあったかなとは感じました。
もちろん役柄の問題で、演じるミニョンさんや子役の方のせいではありませんが。
2人の男性、しかも国王とそれに敵対する形の弟から愛され、必然的に権力争いに巻き込まれる様子は、単純にストレスが多そうで可哀想でした。涙を流すシーンが多く思えましたが、ミニョンさん美しかったです。

ヨク役のヨン・ウジンさん
国王とは異母兄弟、そのため色々な王から疎まれたり、色々とその運命に翻弄される役でした。後半は自ら王を討とうとする部分もあり、なかなか男性らしさが出ていて素敵で良かったです!
ですがヨン・ウジンさん、なんとなくこの作品では地味だったような…。というのも、イ・ドンゴンさんの演じていた役柄が非常にクセがありすぎて不気味だったせいで、ヨクが逆に普通になりすぎてしまう…という、キャラとしては少々損な立場になっていたかなという印象です。
もちろん立場的に決して目立ってはならず、燕山君に常に忠誠を誓う必要があったヨクです。が、ドラマの役柄的には若干キャラ立ちしていない印象がありました。

燕山君役のイ・ドンゴンさん
結婚している立場でなぜそこまでチェギョンに固執するのか少々困惑しましたが、意地と狂気を併せ持つ役柄を上手く演じられていて、さすがと思いました。
少し怖そうな雰囲気をお持ちのドンゴンさん(すみません、個人的な感想です)だったのもあって、役柄と雰囲気が合っていました!
体重を落されたように見えたやつれ具合が、とてもリアリティがありました。 

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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パク・ミニョンさんインスタグラムより

異母兄弟の燕山君とヨク(晋城大君)ですが、燕山君の中では弟であるヨクについて、
常に複雑な思いを抱いていました。
というのも、幼少期より王である父のお気に入りだったのは、いつもヨクだったからです。そんな異母兄弟とはいえ、血が繋がった弟とは王座を得てからも、どこか燕山君の中には弟に対して愛情と嫉妬のようなわだかまりがあったのでした。

そんな兄弟2人とチェギョンが出会い、3人の運命の糸が絡まり始めます。
チェギョンは元々ヨクの婚約者に決められていたのですが、そうとは知らず2人は別ルートで彼と出会い、仲良くなります。さすがデスティニー〈運命〉…。
次第に2人の関係は固くなり、なんとヨクは既にチェギョンに求婚。
しかし、とあるトラブルでヨクは燕山君から王子の座を奪われ、島流しの身になってしまいます。

と、第一の感想としては想像以上に子供時代が「長いな…」と思ってしまいました、すみません。
あと気になったのがチェギョンの子供時代が溌剌・物怖じしないというキーワードを当てはめたキャラ設定があまりに露骨で、そのせいか正直視聴していて幼少期のチェギョンに少々イライラしてしまいました…。演じている子役の方が悪いという訳では決してなく、ちょっとキャラをアピールさせすぎとは感じました。

5年後…。流刑地でのヨクさんですが、あのソノと共に密かに動いていました。
そして(やはりというか、当たり前というか)デスティニーの2人は出会ってしまいます。
なかなかドラマチックに再会のキスをしてしまうヨクとチェギョンですが、ここではヨクは偽名を名乗り別人として生活しています。バレるわけにはいかないヨクさんは、チェギョンを突き放そうとします。
一方チェギョンは、ヨクとの再会を感じ胸をざわつかせます。
そして、もう1人心がざわついていたのが燕山君…。嫌な予感がします。
燕山君もまたチェギョンに再会し、完全にチェギョンにロックオン☆していたのでした。燕山君、お妃がいると思うのですが、身分パワーでそのあたりの事はもうどうでもいいんですかね…?

ここからが、本番というか、この女性1人と王座を巡って3人の愛憎劇がスタート。
結局ヨクは燕山君と再会し、心中穏やかでないにもかかわらず偽善的に振る舞う2人の心理的な駆け引きの様子は面白かった!

燕山君はヨクにチェギョンと結婚しろ!と命令したくせに、チェギョンが好きすぎて2人の関係に大嫉妬するなど、燕山君…(困惑)とさせられることが続きます。
加えてヨクが自分と王座を狙っているのではないかという、王様あるあるの疑心暗鬼も爆発し、何とチェギョンにヨクのスパイを命令。
気持ちが分からなくもないですが、燕山君かなりひねくれた方です。
このあたりは、燕山君の嫉妬具合とドンゴンさんの狂気に向かう演技が大変良いなと感じました。

最終的には、燕山君は失脚しヨクがついに王座を得ることに。
そしてその妻はチェギョン!ついに2人の平和が訪れる、安心…と思いきや、何とここからタイトルの回収が始まります。
再びトラブルに巻き込まれた2人、チェギョンは王という座にいるヨクを思い、宮廷から静かに去ることを決心します。(BAD END)

ということで、エンディングとしては何と38年後にやっと再会した2人のシーンが入るのですが、「美談」風でお茶を濁した感があり、ちょっと困惑されられたというのが正直な感想です。
落としどころとしては理解できましたが、そのタイミングで会うんだったら、もう少し元気な時に再会しても良かったのでは…?というか。個人的な感想ですが、少々微妙な気分にはなりました。

割と重く、ハッピーエンドを楽しく待つタイプのお話でないのは序盤から分かりきっていたものの、全員が全員あまり幸せにならなかった点は、ドラマの結末としてはいわゆる救いがないタイプのラブストーリーでした。(本当にしょうがないのですが)
とはいえ、悲劇だからこそのドラマ性が多くあり、結果見応えがあって面白く視聴しました。

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