ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 君のせいで何もできない! (感想)

おすすめ度:63%
万能ミラーボール度:100%
安心感度:100%
原題:미치겠다, 너땜에! 全10話(U-Next版)

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親友だった2人、あの夜の出来事は忘れたはずだった…が?2018年放送のラブコメ

あらすじ・キャスト

通訳のウンソン(イ・ユヨンさん)はレワン(キム・ソンホ/キム・ソノさん)とは8年来の友人。
しかしそんな彼らは、酔った勢いで2人は一晩夜を過ごしてしまう。
2か月後、いつものようにレワンの家に来たウンソンは、あの夜の事などすっかり忘れているような態度を取り、レワンは少し戸惑う。
「私たち友達よね」と言いながら、お互いが気になってしまう2人だが…。

感想

1話約13分x全10話(U-Next版)の短く視聴しやすいドラマです。
親友という男女が、一晩過ごしてしまい、そこから関係がギクシャクし始めて…という、設定としてはよくあるラブストーリー。
ある意味ストーリーの先が見えすぎているだけに、謎の安心感を持って観ることができるので良かったです。
真新しさはないお話ですが、雰囲気がよい可愛らしいラブストーリーでした。
キム・ソノさん+ストレスフリーなラブストーリー=最高、とこう構図が素晴らしかったです。
短いドラマでしたが、セットやロケーションも手抜きが見られずきれいで良かった!

特にレワンが住んでいる設定の家がモダンな韓屋で素敵でした。
何となくですがドラマ上、アーティスティックな仕事をしている設定の男性キャラは、
オシャレ韓屋に住みがち…という気がします。

ウンソン役を演じるイ・ユヨンさんも、キム・ソノさんも、良い意味で普通っぽさがあり、そこに親近感や優しい雰囲気をお2人ともお持ちだったので、観ていてホンワカしていて素敵でした。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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キム・ソンホさんインスタグラムより

画家のレワンとフランス語通訳士のウンソンは男女の仲を超えた、8年来の親友。
事あるごとにレワンの家にやって来るウンソン。そんな彼女にレワンは文句を言いながらも、料理を作ってやったりと色々世話を焼いている様子。
今回もウンソン宅の水道管のトラブルで、夜にレワンの家に突然やって来た彼女。当然のようにしばらく泊まると宣言します。
しかし、今回は少し2人の間の空気が違います…。

というのも、2か月前…実は彼らは一晩を共に過ごしてしまったのでした。
ウンソンの元カレが、ウンソンの誕生日の日に結婚をしたという知らせを聞いて、
泥酔するウンソン。
酔ったウンソンはレワンにキスをし、そのまま2人はなりゆきで男女の仲になってしまいます。
翌日「昨晩のことはサッパリ忘れましょう!」とウンソンはレワンに宣言し、彼も同意します。

…が、あの夜の出来事が未だに忘れられないレワンさんは、2か月たった現在も「モヤモヤ」していて、絵も描けない様子。
この作品のタイトルは、まさにレワンさんの心の叫びだったようです。
そんなレワンが彼女への気持ちや葛藤に悩んでいる頃に、再びウンソンが彼の元を訪ねてきたのでした。
水道管の工事ということで、レワン宅には数日は宿泊する様子のウンソンさん。
お互い意識したり・しなかったりの微妙な距離感で、密にドキドキし合う2人。
既に3話では「2人とも相思相愛では…」感が丸出しな訳ですが、まだまだ2人が付き合うには時間がかかりそうです。

後半のレワンさんのセリフでもあるのですが、基本的にこの2人の関係の主導権は女性のウンソンにあるようで、そこは面白いなと思いました。
行動派として積極的なのがウンソンで、レワンの方は基本的に静かに想いを寄せているタイプ…。
とはいえ、ドラマ内で語られるウンソンは元カレとは4年付き合っていて、一方のレワンはモテモテでかなりの人数の女性と関係していたとのこと。
レワンさん、一般的には遊び人ではあるのですが、本命のウンソンにはかなり臆病(?)なようです。そこは可愛らしい設定だなと思いました。

そんな2人の"同居”ですが、ある夜、ウンソンの突然の思いつきで"あんず"を取る!!と突然に外にあんずを取りに出る2人。
昭和っぽさを感じる、あからさまなドキドキ☆シーンが入り、ウンソンさんからやはり仕掛けてしまいます。
なんでしょう…キム・ソノさんが近くにいると魅力爆発なため、ウンソンは己を制することができないのかもしれません。
レワンの方から「こんなことダメだ…」と止められ、一度は正気に戻り納得したウンソン。
でしたが、「女として見ていないのか?!」「寝たのは黒歴史か!?」と逆ギレしてしまう彼女。ウンソンさんのホルモンバランスがやや心配になりました。

途中、レワン友人の売れないミュージシャンと良い仲になってしまうウンソン。
レワン宅で、あの万能ミラーボールと共にミュージシャンが持ち歌を披露したところ、レワンとウンソンは切ない歌と共に自分の気持ちに気付き始めます。
思わず涙がこぼれるレワンさん…。
冷蔵庫を掃除したりと色々あった後、レワンは遂にウンソンに素直に「好きだ」と告げます。ですが、ウンソンは2人の仲を進めるのをやはり躊躇。
「あなたが(2人の友情を)壊したのよ!」と言い、その後2人は会うことはありませんでした…。
というか、友情を壊すも何も、だったらもう男女として付き合ってもいいのでは…?と
思ってしまったのですが、ウンソンさんはそういう訳にはいかないようです。
そして、最終回…まさかの1年後…。
再び勝手にレワンの家に上がり込むウンソン…そして2人は…?

ということで、後半になるにしたがってウンソンさんがやや勝手なタイプかなとは思いつつも、無事ハッピーエンドで良かった!
1年後に連絡無で突然レワンの家に上がり込んだウンソンですが、レワンさんが家で他の女性とデート中でなくて良かったな…と勝手に安堵した次第です。

上述しましたが、ストーリー展開はかなり平凡ではあるものの、ラブコメ!という感じで絶対的安心感を持ちながら楽しめて良かったです。
キム・ソノさん、こういうタイプの男性が似合いますね…。
ということで、簡易ミラーボールが良い仕事をしているな、と割とクセのある小道具が妙に最後まで印象に残った作品でした。
視聴しやすい長さとテンポ、お話の展開、そしてキャスティングで面白かったです。

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