ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国映画 ミッション:ポッシブル (感想)

おすすめ度:75%
凹凸度:100%
レッド・ベルベット度:100%
原題:미션 파서블 / Mission: Possible (105分)

ミッションポッシブル 韓国映画 感想レビュー批評

武器密売に迫るのは、プロと寂れた探偵事務所の社長…?2021年のアクション・コメディ映画。

あらすじ・キャスト

古びたビルにある興信所のウ・スハン(キム・ヨングァンさん)、仕事を選ぶ基準は全てお金。
そんなある日、国際的な武器密売についてユ・ダヒ(イ・ソンビンさん)がスハンを協力者として訪れる。契約金を目の前にして、事情はわからないままとりあえず仕事を引き受けるスハンだったが…。

感想

軽くて明るい105分
痛快アクション!とまでは思えませんでしたが、かなりお気軽に視聴できるタイプの作品良かったです。
細かな笑いを散りばめてあり、コメディタッチが強めです。
ただ採用されているギャグの線がまあまあ微妙に感じてしまい、個人的にはアイドルグループのレッド・ベルベット関連ネタ以外はさほど面白い!とは残念ながら思いませんでした。(個人の感想です、すみません)

ストーリー展開は、国を跨いだ事件を”解決”するため、秘密裏に動く工作員のダヒが、韓国側の”協力者”だとしてスハンの事務所を紹介され彼に会いにやって来るのでした。
しかし、当のスハンはどこか抜けていてあまり信用が置けない…という面白さを描いています。そんなスパイとなる男女2人の凹凸コンビのお話です。
ひねった箇所が全くないので、素直に展開するストーリーで良い面も多かったです。
ですがその反面なのか、観終わった後に何か心に残ったり、爽快感を覚えたりすることはありませんでしたので、今一つその面で弱さもある映画だったかなあと思いました。
とはいえ嫌味のない最後まで明るく軽いお話なので、休暇中などリラックスした気分の時に映画として1本観るにはピッタリではないかと感じました。

私はキム・ヨングァンさんが出演されているので観てみましたが、ヨングァンさんの雰囲気と今作のスハンのキャラはとても合っている印象を受けました。
独特の安心感というか、ヨングァンさんnの大らかな包容力のようなものをこの作品でも強く感じさせられました。(ラブストーリー要素は一切ありませんが…)
ヨングァンさんがお好きな方は、アクションも含め色々な面が見られるタイプの映画だと思いますので、是非チェックして頂ければと思います。

ゆるいネタバレありの感想

キム・ヨングァンさんインスタグラムより

事務所の家賃を数か月滞納し、大して仕事も多くなさそうなスハンの興信所(探偵事務所)。
依頼もなく暇な日々を送っていたそんな日、大金を持ったダヒがスハンの元にやって来ます。
突然計画を話し出したダヒ。かなりの”本気”の依頼内容に、スハンは困惑しつつも目の前の現金に目がくらみ速攻で彼女の依頼を引き受けます。
そんなダヒは実は大陸のプロの組織要員。武器の密輸途中にトラブルになった事件を静かに解決させるため、たった1人「捨て駒」として送られた女性スパイだったのです。
韓国側での協力者としてボスから紹介されたのが、スハン。
しかし当のスハンは何だか適当で全く的を得ておらず、ダヒも彼を信頼できるのかどうか困惑。
スハンとダヒ、お互いがお互いを「よくわからないヤツ...」と不信感を抱きつつも、共に闇組織相手に戦うことになります。

2人の誤解の始まり
スハンとダヒのコンビを組む元になる「誤解」の発生なのですが、そもそもは精鋭部隊(?)である本物の要員(キム・テフンさん)がダヒと組むはずだったことが描かれています。
ダヒがスハンの事務所を訪れる数日前に、「事務所を貸して欲しい」と彼から不思議な依頼を受けていたのでした。
つまりダヒとあの”蜃気楼”とコードネームで呼ばれる男性こそが、本来のペア。
しかし、蜃気楼は何と交通事故に遭ってしまい、事務所に行くことは二度とありませんでした。
スハンはそのまま事務所にいたところ、ダヒがやって来て彼こそが”蜃気楼”だと思い込んで話がスタートしてしまいます。
そんな理由でダヒが初対面のスハンを”身内”と勘違いして、極秘計画を速攻でペラペラ話してしまうのも、まあ(一応)無理はありません。
スハンも良くわからないけれど、大金を手に入れるチャンスになるので、とりあえず計画について知っているフリをしたまま。
2人は何となく緩い雰囲気で、かなりシビアなミッションがスタートすることに。
ここから、2人の真面目でおバカなアクションとコメディが炸裂する流れになります。

韓国映画 ミッションポッシブル 感想口コミレビュー

レッド・ベルベットのヲタ
個人的に今作のギャグ系のネタで最も面白いと感じたのは、ヨングァンさん演じるスハンとハッカーの友人2人が共にK-POP女性グループのレッド・ベルベット(Red Velvet)のファンだという設定でした。
割とその話が全編に散りばめてあり、普通に良いなと思えました。
私はあまりK-POPに詳しくありませんが、それでもグッズなどのちょっとしたネタ話も含まれていて細かくて面白かったです。
特にレッド・ベルベットのファンの方はチェックされると楽しく感じるかもしれません。

適当に行動しているかと思われたスハン。しかし彼の苦い思い出や彼の本当の姿も語られます。
ここでスハンのシリアスな面も垣間見ることができます。ヨングァンさんの表情など別の面の格好良さもしっかり出ているので、良かったなと思った次第です。

ということで、個人的には思ったよりもコメディ強めの作品だったので、何となく拍子抜けしてしまいボーッとした気分で観ていたのですが、なかなか楽しく視聴しました。

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