ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 恋愛じゃなくて結婚 (感想)

おすすめ度:70%
多角関係度:100%
偽装恋愛度:100%
原題:연애 말고 결혼 全16話

f:id:mirume01:20210722133327j:plain

独身主義者の医者と雑な女性の契約恋愛の行方とは?2014年のラブコメ

 あらすじ・キャスト

ジャンミ(ハン・グルさん)はレストランを経営している恋人フンドン(ホ・ジョンミンさん)に結婚を迫るといきなり別れを切り出されてしまう。挙句にストーカーで元彼氏から訴えられることに。
一方でそんなフンドンの友人で美容外科医のギテ(ヨン・ウジンさん)は、母親に結婚を急かされており、事態を収拾させることに悩んでいた。なぜならギテは完全な独身主義者。
そこで友人フンドンの元恋人のジャンミを、ストーカー裁判の証言で有利になるよう助けてあげるかわりに、自分の恋人のフリをするという条件をジャンミに突き付けるが…。

感想

結構なボリュームのドタバタ感あるラブコメでしたが、視聴前の予想よりは面白かったです。
衣装含め何となくちょっと古さを感じる部分もありましたが、ヨン・ウジンさん演じるコメディ的な面を持つキャラが、ご本人の雰囲気に合っていて良かったです!
ドラマのストーリー展開ですが、あらすじで大体全てを把握できると思います。偽装結婚→本気で好きになるという、予想通りという流れ…となります。
とはいえ独身主義だったギテが、だんだんと性格が真逆で雑な女性、ジャンミに惹かれていく様子は良かったです。

ジャンミ役のハン・グルさん:
ドタバタ系のヒロインでありがちな、雑で(やや下品?)うるさい女性。そしてハッキリした明るいタイプのジャンミ。ですが、ハン・グルさんの持ち前の雰囲気で、このドラマではこのタイプのキャラ特有の鬱陶しさや嫌味を全く感じませんでした。逆にジャンミ可愛いな~と思って観てしまいました。
ハン・グルさん、色々と頑張って演技しているな…という一生懸命さもシーンから感じたのも良かったからかもしれません。キャラに妙に愛嬌があって可愛らしかった!

ギテ役のヨン・ウジンさん:
クールな美容外科医のギテでしたが、ジャンミと出会ってからどんどんクールさが崩されていく様子がコミカルで可愛かったです。少し抑えたご本人の印象の部分が上手く効いていて、役柄にわざとらしさがなくて良かったです。

ゆるいネタバレありの感想

ヨン・ウジンさん所属事務所インスタグラムより

偽装結婚から始まる本気恋愛、というあるあるパターンのお話です。
が、このドラマ、主人公のジャンミ(ハン・グルさん)が一旦別の男性ヨルム(チョン・ジヌさん)と付き合うことになります。
ですので、ジャンミ/ジャンミ元カレのフンドン/ギテのわかりやすい3角関係かと思いきや、ジャンミ/ジャンミ元カレのフンドン/ギテ/ギテ元カノのセア/ジャンミの今カレのヨルムの5角関係。
更に追加でジャンミの友人がジャンミの元カレのフンドンと付き合ったりするので、6角関係になっていて若干困惑。(この仲間界隈にしか男女はいないのか?っていう…ぐらいの男女関係です)

そうこうしつつも、だんだんとお互いが気になってくるジャンミとギテ。
そこに立ちはだかる壁なんですが、それは恐怖のギテの母です。
このジャンミとギテ、どちらの両親も複雑な夫婦関係で成り立っています。どう考えても夫婦仲は破綻というか、他人から見てもめちゃくちゃでした。
特にギテの父親…(怒)というか、このドラマでの断トツのクズ、それがギテの父親でした。周囲への体裁で離婚はしていませんが、妻がいるのに普段は堂々と愛人と楽しく遊んでいます。
ギテ父は、挙句の果てにギテにも自分のような暮らしを勧める始末(困惑)それにずっと耐えているのが、ギテの母…。まあこの両親の夫婦関係を見て育ったら、ギテが独身主義になるのもかなり納得できました。

ギテ母もそんな夫との夫婦関係も影響したのか、息子の恋愛に関してあの手この手で介入。ギテ母に、2人の仲はしばしば妨害されます。
そのうち、偽装恋愛がバレたり、本当はやっぱり恋人同士だったとバレたり、結構ドタバタな展開が中盤から続き、少々お腹いっぱい感が正直ありました。

もうそろそろ落ち着いてくれよ…と願いつつ、最終回。しかし、案の定ドタバタが発生。ギテはジャンミにプロポーズしますが、ジャンミは母親の病気もあって、聞く耳を持ちません。
この最後の一波乱残してある的なエピソードは、「ジャンミ、そこは素直になってよ…」と正直イライラしました。続くシーンも更に…(無言)
このあたりのエンディング直前の波乱の入れ方の描写に古さを感じたというか(2014年の作品)、無理矢理なトラブルを入れてハッピーエンドを無駄に引っ張る方法が個人的にあまり好きではないのもあって、そこは結構な白々しさを感じつつ…。

ということで、無言にさせる下ネタやドタバタ感はありつつも、全体的には面白くて、当初の期待よりはずっと楽しめた作品でした。キャスティングが特にハマっていました。

こちらもおすすめ: