ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 結婚作詞 離婚作曲シーズン3 (感想)

おすすめ度:70%
トンチキ度:100%
幽霊度:100%
原題:결혼작사 이혼작곡 3 / Love (ft. Marriage and Divorce) Season 3 (全16話) Netflix

結婚作詞離婚作曲シーズン3 感想

3組の離婚した元夫婦の人生はいかに!?2022年放送のロマンスドラマ。

シーズン1・2のあらすじ・キャスト

30代夫婦:ラジオDJのヘリョン(イ・ガリョンさん)と弁護士サヒョン(カン・シンヒョさん)は離婚。
サヒョンの浮気相手だったウォン/ウィエン(イ・ミニョンさん)は妊娠。サヒョンとウィエン、両親も含め喜び一杯の生活を始める。
40代夫婦:精神科医ユシン(チ・ヨンサンさん)とラジオ局プロデューサーの妻ピヨン(パク・チュミさん)は離婚。ユシンはア・ミ(ソン・ジインさん)とユシン母ドンミ(イ・ヘスクさん)と同居開始。
50代夫婦:大学教授のヘリュン(チョン・ノミンさん)とラジオ局放送作家のシウン(チョン・スギョンさん)。ヘリュンは女優ナム・ガビン(イム・ヘヨンさん)と結婚計画を立てるものの、別れることに。失意のヘリュンは元妻に弱気な態度を見せるが…。

感想

トンチキ祭は続く
「何故こんな気持ち悪いドラマを観ているのか」と自問自答しながらも、気付けばシーズン3。もちろん毎週欠かさず半笑いで視聴。とにかく中毒性がすごい。
やっと…真のエンディングを迎えると思いきや、まさかの持ち越し!
何とシーズン4に続きます!!(恐らく)
シーズン3では、お馴染みだった3名の主要キャラの出演者が変更というショックなニュースが。私は完全にドンミ姐さん推しだったので、演じたキム・ボヨンさんが3には不在というだけで、辛すぎて手首に湿布を貼りそうになりました。
トンチキさと意味不明さに磨きがかかったシーズン3。一言で表現するならば、滅茶苦茶
予兆はシーズン2からありましたが、困惑させられる奇をてらった演出が多く、もはやヤケクソ感さえ漂っていましたが…。

とはいえこの作品のアイデンティティである、ねっとりとした気持ち悪さを失わず最後までまとめてありました。
ただ、”ねっとり”代表のユシン役の流し目イ・テゴンさんが降板され、今作のチ・ヨンサンさんが演じるユシンは比較的アッサリ・ユシンにシフトチェンジしたので、男性陣の粘度は大幅減。
新しい俳優さんに変わったことで、やはり作品やキャラの雰囲気というものは、相当変わるなあと痛感した次第です。(どちらの俳優さんが良い/悪いという意味では決してありません)

ただ!今作ではダークホース☆キャラとして、ソ・ドンマ(プ・ベさん)という、斜め上行くとんでもねえキャラに震え上がりました。
圧倒的センターの本家ドンミ姐さん脱退の今作、もうドンマを推すしか選択肢がねえ…そんな新たな希望の存在に私の中ではなりかけてはいました。
しかしさすがシーズン3。尺不足気味でドンマというキャラへの理解がイマイチ深まらないのが残念でした。
ドンマさん、磨けば更にヤバそうなキャラでしたが…。(シーズン4に期待)

一見登場人物は多そうですが、非常に狭いサークル内での男女関係のいざこざを描いたドラマで、痴話喧嘩と幽霊の話以外の事件はほとんど発生しません。
OST選曲もダサめの古典的スタイル(すみません)を感じさせながら、困惑しながらも観やすいドラマかなとは思います。
ただシーズン3まで視聴した今も、この作品が何を言いたかったのかは全く浮かびません。とにかく妙な霊力のようなものを持つ、よくわかんねえドラマというのが結論ですが、何故か惹きつけられます。
全シーズン視聴したくない方は、少なくともシーズン2からの視聴をおすすめします。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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イ・ガリョンさんインスタグラムより

夫たちのニヤニヤした浮気現場のシーズン1
徹底討論会の末に離婚した3組のシーズン2
誰も手が付けられない領域に達したシーズン3
以下、3組の元夫婦たちとシーズン2より一躍人気キャラとしてソ・バン部長とその弟ソ・ドンマ。彼らの行く末を誇張有りで書いてみます。

元妻ヘリョンとサヒョン&幽霊ウィエン
妊娠したウィエンに大喜びのサヒョンとお気楽な両親。しかし悲劇が待ち構えていました。そう、ウィエンの死。
出産時にウィエンは亡くなってしまい、サヒョンは絶望の淵に。元妻のヘリョンは同情しつつも、天罰だと考えます。
サヒョンの両親も乳児の世話をしていますが、ふざけた父は早々に別れたヘリョンと息子の復縁を勝手に画策したり、老いた妻(サヒョン母)に母乳は出ないのかと聞いたりと、視聴していて無言にさせられること複数。
しかし、更なるミラクルが発生します。まさかのウィエン幽霊化
幽霊ネタしかないのかと思いつつ。我が子を思う気持ちが強すぎたウィエンさん、成仏せずにいるようです。
そんな時、家を訪れたヘリョンに何と幽霊ウィエンが憑依。よくわかんねえ簡素なCGにより、サヒョンの脳内では元妻ヘリョンがウィエンに”見えている”と判明。
日々落ち込んでいたサヒョンは一気に快活になり、ウィエン(外見はヘリョン)と速攻で復縁+再婚+妊娠。
これに喜んだサヒョン両親ですが、ヘリョンの様子が亡くなったウィエンそっくりであることを不審に思い、除霊開始。ヘリョンの体から追い出されたウィエンは、成仏せずに界隈をウロウロ。まるで成仏していません。
その反動なのかヘリョンは流産してしまい、サヒョンとの仲も険悪に…。彼女の意思とは関係なく、勝手に取り憑かれたヘリョンに同情してしまいました。

シウン&真顔のソ・バン部長
シーズン3のシウンさんは手首の湿布から遂に解放されたようでした。
離婚してシングルになったシウン、人気絶頂アイドル部長、ソ・バンさんと急接近。
実は子供の頃の絵画教室でシウンとバンは「10日間で通算6回隣同士で絵を描いた」仲だったらしく、その頃から”今”も好きだと部長は真顔で激白。怖い。
その後も大学でシウンを見かけたり勤務先のラジオ局で再開したりと、部長の中では「12歳からほぼ40年の付き合い」になっているとのこと。通算40年の計算が強引すぎると思いましたが、とにかく真顔。説得力。
シウンはそんなバンの告白に驚きつつも、菩薩のような笑みで縁を感じます。
40年温めた超熟成した片思い…、バン部長はついにシウンと2人だけの時間を持てたことに感無量の様子。
「何だか夢みたいで興奮している」と言いながらも表情はいつもの真顔でしたので、視聴していて少々困惑しました。
シーズン1、2では地味キャラだったシウンさん、遂に開花。
アイスキャンディーを片手に意味深に夜空をドリーミーに見つめる母の様子を見た息子のウラム君、さすがに”何か”を察知。これはなかなかのシーンでした。
ヘリョンが企画したバン部長の誕生日パーティの席で、部長自らシウンに「付き合おう」と堂々と真顔で発表するなど、2人の仲は周囲の知るところとなります。
途中、元夫のうるせえ反対を受けつつ、バンとシウンは遂に結婚。シウンさん、妊娠おめでとう!

結婚作詞離婚作曲シーズン3 評価

捨てられたヘリュン教授とガビン
糟糠の妻シウンを捨て女優ナム・ガビンの元へウキウキで行ったヘリュン教授でしたが、結局ガビンとは別れます。そんな彼は顔面麻痺を患っていました。
今更シウンの同情を引こうとするヘリュンおじさん、手作り味噌のリクエストなど、従来の厚かましさ発揮&復縁を狙い始めます。
満を持してシウンの元を訪ねますが逆に「結婚する」と告げられ、その手痛い”反撃”に震える教授。シウンの相手が財閥の息子だと知り、嫉妬で「元妻には女としての魅力はもうない」と口走るなど、悪あがきがひどい。
天罰なのか(?)シウンと部長の結婚式の日に、足に怪我を負ってしまいます。挙句、部屋のエアコン故障など、シーズン3でのヘリュンは完全に”敗北”キャラが確定。

一方のガビンですが、本当は教授を愛してなかったと別れを告げた後、元彼だったドンマと結婚目前。しかしドンマに再びあっさりと捨てられる羽目に。(通算2回目)
ガビンさん、なかなか主体性があまりない女性で観ていて不安感が常にありましたが…。
そんな2人でしたが、なぜかドンミの紹介で再開。ヘリュン教授曰く「再婚するのが一番の復讐」と言っていましたが、復讐なるか?!

ピヨン&絶叫恍惚ドンマ
婚約者ガビンに「子供を作ろう」と、真顔で結婚を迫っていた財閥御曹司のソ・ドンマ。
そんなある日、ウオノメの治療のためドンマは皮膚科に。その待合室で強烈な”感覚”が全身を走る経験をします。
ピヨンの叫び声です。ドンマさんはこれで絶叫に興奮してしまう癖を自覚。
思い立ったが吉日。ガビンに「愛よりも強烈な感情を抱かないとダメ」と伝え、”No絶叫、No愛”と雑な感じで真顔で結婚破談に。怖い。
速攻ピヨンと会い、真顔で催眠商法のようなプロポーズを繰り出し、視聴者を唖然とさせます。
全てがズレていたドンマとピヨンの会話。
彼が5歳も下だと述べたピヨンに「年下ですが読書量は上かと?」と謎マウントを取って返答するドンマさんに、かなり不穏な気持ちを覚えつつも彼のよくわかんねえヤバさに個人的に夢中に。
ピヨンと娘ジアが遊園地に行った際も、目立ちすぎる微妙なコスプレ変装でしっかりと2人の側に。ここは真顔ではなく薄笑いで準備万端で待機。
ガビンでは満足できなかったピヨンの絶叫を十分堪能し、1人うっとりとするドンマ船長。今作で最も恐怖を感じるシーンの誕生でした。
彼の熱烈なアプローチに心動かされたピヨンさん、血気盛んな年頃(自称)のドンマに素足の写真を送るなど、まんざらでもない様子。
ついにピヨンは娘ジアの了承も得て、ドンマとの結婚を承諾します。その後、妊娠もして幸せ絶頂のピヨン&ドンマ。
しかし、黒装束の死神がドンマに…?!

ユシン&アミ、ドンミ
離婚の末ユシンはア・ミそして母ドンミと同居中。しかし、ユシンさんは日々浮かない顔…どうやら新しい生活は想像とは異なったようです。
シーズン2ではとんでもねえセミだったアミ、しかし今作は出汁を味わいたいタイプの単なるお姉さん化。”アップグレード”した男性と再婚したピヨンをリスペクト。アミとは何だったのか。
一方ドンミの元にも怪奇事件が。
シーズン2で意味不明にフラフラしていた院長(ドンミ夫)の幽霊が孫のジアに憑依し、なんとドンミを攻撃。加えてドンミまで夢中になってしまう大人気の無表情なソ・バン部長にまで爺が憑依するなど、視聴していて何がなんだかと困惑する事件が発生。
さすがのドンミも恐怖を覚えたのかシンガポールに高飛び。
しかし戻ってきたドンミ姐さんは”人が変わって”いたのでした。
ドンミは突然バラを咥えて踊ったり、院長を見殺しにしたことを高笑いと共に激白。怖い。これにはユシンも絶句、病院送りを決意。
一方のユシン。
ピヨンが再婚するというニュースを知って怒り、相手となるドンマに会います。
ですが、口喧嘩と財力、胸筋では常勝のドンマ船長にユシンが太刀打ちできるわけもありません。敗北を知るユシン。
シーズン1・2で白馬に跨って流し目をしていた皇帝ユシンの姿は皆無。もうピヨンもジアもそしてドンミも戻らないと弱気になったユシンおじさん、ついに観念しアミに結婚を約束。
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トンチキ騒動まとめ
シーズン3が始まってから常に気になっていた件が、2の終わりにあった「ウェディング姿の3組」の伏線です。
アミ&サヒョン
ウィエン&ソ・バン
ピヨン&ドンマ
シーズン3で回収されたのはピヨン&ドンマのみ。
もう忘れられた設定かと思っていましたが、リマインダのように16話でアミ&サヒョンとウィエン&バンのカップルシーンが再び登場しましたので、このネタもシーズン4に続くはず。個人的には夢オチの線も捨てきれないなと思いつつ…。
ちなみに最終回16話で彼らが麺を打ち始めた時、個人的に今作で最も絶望を感じた時間になりました。
アレコレ考察するのが無駄な徒労になると痛感させられるこのドラマですが、確かなことはシーズン4は更に幽霊色が強くなっていくのではないかと思います。
しかし、例えこの先タイムスリップ物やゾンビが出て来ても最早驚きはしません…それぐらい、このドラマは”アレ”なので…。
とりあえずシーズン4が確定するまでは、震えながら夜を過ごす日々が続きそうです。
シーズン1と2の感想はこちら:

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