ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ コッパダン~恋する仲人~ 感想

おすすめ度:70%
結婚の誓い度:100%
同情度:100%
原題:꽃파당: 조선혼담공작소(コッパダン:朝鮮婚談工作所)全16話

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カリスマ結婚仲人集団コッパダンの相談相手は…?2019年放送の時代系ラブコメドラマ。

あらすじ・キャスト

街では男女の婚礼をまとめる集団「コッパダン」として、マ・フン(キム・ミンジェさん)、ジュン(ピョン・ウソクさん)、ヨンス(パク・ジフンさん)は彼らの容姿と共に人々の話題となっていた。
気が強くたくましい女性ケトン(コン・スンヨンさん)は、幼馴染で仲の良い鍛冶屋のス(ソ・ジフンさん)と結婚の約束を遂に交わす。スはコッパダンの力を借りてケトンと結婚を望んでいたのだった。
そんなケトンとスの婚礼の日スは何者かに連れ去られ、ケトンは1人残されてしまうのだったが…。

感想

一番の感想としては、とにかく"もったいない"作品だなあ…と思いました。
特にコッパダン3名とイ・スを演じる俳優の方々がそれぞれ役柄に合っていて大変魅力的(本当に)!
しかしとにかく全ての登場人物の掘り下げが甘すぎて、活かしきれていないというか、結局誰にも共感できずに終わってしまった…という印象です。
キャラの心の動きの描写が全体的に少なすぎるように思えました。
面白くなる要素がたくさんありましたし、実際決してつまらない訳ではなかったのですが、テンポもイマイチで妙に表面的でもっさりしたストーリー展開だなと感じました。終盤に山場が多く盛り返してきますが、時すでに遅し感がすごい。
ラブストーリーとして切なくなる要素もあるのですが、なんせキャラに感情移入できないので、肝心のシーンでさえ微妙な気持ちになってしまうという…。
特に主演の男性陣のキャスティングが良かっただけに、面白いキャラなのに…と、とにかく残念。本気でそう思いました。

ちなみにカメオ出演(特別出演)が割と豪華で、オ・ジョンセさん、チェ・ジニョクさん、コ・スさんなどが出演されていて、番組最後に「感謝いたします」という字幕が入りまくっていました。

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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キム・ミンジェさんインスタグラムより

身分が低いケトンは色々な仕事をして日銭を稼ぎ、貧しいながらも明るくたくましく生活をしている女性。
そんなケトンを長年一途に想い続けているのが、イ・スという男性です。彼はとにかくケトンの事を一番に考え、彼女と結婚したいと心底願っています。
一方、漢陽の街で噂になっている結婚仲人団体が。
その名もコッパダンという男性3人組で、彼らが"まとめた"縁談はとにかく有名。そして彼ら3人もその風貌とキャラ立ちで街をにぎわすほどでした。まさにK-POPアイドル☆コッパダン。
スはそんなコッパダンのリーダーでもあるフンに連日ケトンとの結婚仲介を頼み込みますが、フンはしっくりこないのか仕事を引き受けるのを断り続けます。
ケトンさんですが「おてんば、じゃじゃ馬女性」=石頭設定になりがち、という伝統を踏襲し、コッパダンのフンとも同じ頃に2人は出会います。
このように、当初はあまり乗り気でないフン(コッパダン)が、スとケトンの結婚に絡んでいくところから物語がスタートします。

この序盤ですが、キャラ設定としてアイドル☆コッパダンが痛快に活躍してくれる話なのかな?と結構ワクワクしていました。
3人を演じるキム・ミンジェさんも、ピョン・ウソクさんも、パク・ジフンさん。そして子犬のようなソ・ジフンさん…最高の4人が集結、素晴らしい始まりと思ってはいました。(過去形)
子犬のような瞳のスがケトンに求婚し、ケトンもあっさり承諾。幸せそうな2人です!

と、この序盤のストーリーの入りですが、スの印象が圧倒的に"良い"のですよね…。これにつきます。
演じるジフンさんの印象も大きくあってか、スからは"邪”が皆無。
ピュアハート♡ス。
ただただ純粋にケトンを愛しているということが画面から伝わりすぎて、ある意味ここが逆にネックになったかもしれません。
また、ケトンさんも、スとの結婚に関して一切の迷いは存在しない訳です。つまりスからの求婚にハッピー快諾しているケトン。
そこも(後から考えると)「うーん」と思ってしまう重大なポイントかなと思います。

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しかし、運命を狂わせる日がスとケトンの結婚式の日。何とスは何者かに拉致され、王宮で目を覚まします。
そう、スは実は王になる人物だったのでした…!!
村の鍛冶屋からいきなり王として生きることになったスさんは、結婚式直前に残したままのケトンが心配でなりません。しかし宮廷からはそう簡単に出ることなど無理。
彼の生活、人生そのものが激変してしまったのでした。

ケトンさんですが、夫になるはずだったスが突然消えてしまい、とりあえずコッパダンの家(フンの屋敷)に住むことに。ここからケトンとフンの関係もスタート。
このように、スとケトンとしてフンの3人のお約束のトライアングル・ラブストーリーが。ケトンがコッパダンのメンバー見習い状態としてバタバタと働きながら、次第にフンとの距離が縮まります。
当然ケトンはスの行方が気になりつつも、彼女の中でフンの存在が大きくなります。
以下とんでもなく雑にまとめますと、
フン:スは王だったのか!でもケトンには内緒!
ケトン:スと兄どこ??私は運がない(号泣)
ス:両班に急になったぞ!ケトン、待っててくれ!好きだ!迎えにくる!
ケトン:ぴえん(だけどフンが気になる)
フン:ケトンは王に渡したくない!この気持ち…恋?
ケトン:スごめん、フンが好きすぎるンだわ!昔の私とは違うンだわ!
ス:ケトンは渡せねえ!王命!王命!

…と、しかもこの流れに、宮廷モノからは切っても切れない面倒くせえ爺たちの権力争いが加わり、また爺の1人がフンの父という因縁の血縁対決も入ります。
このあたり正直、内輪揉め感が非常に強く、コッパダン男性3名によるアイドル的な冒頭の軽さが完全に消え失せてしまい個人的に残念でした。

加えて、やっぱり王のスさん…。可哀想なんですよね、一言でいうと。
突然彼は拉致されて王に仕立て上げられ、しかも傀儡状態。宮廷に誰も知り合いもいませんし、スパイされまくり。唯一の心のよりどころであるケトンは、フンと暮らしているし、簡単にケトンに会うことすら許されません。
まあ遠距離恋愛のセオリーとして、会わないとやっぱり冷めていくのはしょうがないのか、たまに会うケトンの心が離れていることにショックを受けるスさん。
どのキャラにも感情移入はできませんでしたが、どう考えてもスが一番不遇な立場でした…。

未遂とはいえ99%結婚したも同然だった、スとケトンのカップル。
このドラマの印象だけですと、ケトンが一方的に速攻で心変わりしたとも思ってしまい、そこが何ともケトンという女性の心象が難しいところです。
スさんは頑なにケトンを想って貞操を守っているのに…と、どうしても観ていてケトンに対してネガティブに捉えてしまいがち。
せめてスの方がケトンの気持ちを無視して強引に結婚を推し進めていたり、いいなずけで避けられない結婚だった、というケトンの"言い訳"が序盤で語られていれば、このようなマイナス印象がなかったのではないかなあ…と、素人ながら思った次第です。
あとスを演じるジフンさんの子犬のような無垢な雰囲気も大きかった。捨てられた子犬を見るのはやはり辛いものがあります。
フンに対して言い訳のように「スは家族」と言うケトンも、今更…?ズルくない?とちょっと思ってしまいました。

このように終始「スさん、可哀想だな…」という空気が流れているのもあってか、ケトンとフンのラブコメ演出に単純に興じることができず、「楽しそうでいいですね…」と若干冷ややかな目線になってしまいました。(2人は全く悪くないのですが)
ある意味、フンまでもケトンの心変わりによる半ば被害者のようになっていたかもしれません。フンは普通にケトンにただ恋に落ちてしまっただけなのですが。
ケトンも別に悪い訳ではなく、フンと共に長時間過ごしていたならば彼の方が気になるのも当前避けられないことだと思います。
ただ、ドラマとして上述したように、スとの結婚をウキウキで快諾していたという部分がどうしても引っ掛かってしまい、彼女の心境の変化に説得性がないかなと思えました。このあたり心情の描写が少し浅いので勿体ないなと感じた箇所です。

ジュンとお嬢様ジファの恋愛模様も同様でした。
16話で時間は十分にあったと思われたのですが、彼らの心情の掘り下げが十分でなく、
正直ジュンはジファのどの部分に心を惹かれたのか、という点がかなり不明瞭でした。
視聴している側としては、どうしてもジファの意地悪な印象が勝ってしまっていました。
ジュンは女性関係が派手(と思われる)設定だったので、そのような男性がジファ一筋になるという理由、ジファのカワイイ部分をもっと示してほしかったかなと思います。

終盤に差し掛かって、やっとケトンがスが王様だったと知るというおせえよ…という展開など、全体的にストーリーテンポや山場の配分も素人目からしても少々悪いかなとも感じました。(偉そうにすみません…。)
ということで、メインであるラブストーリーにイマイチ入り込めず、当初の大きな期待から反して、ちょっと残念に感じた作品でした。
感想としてはネガティブ寄りになってしまいましたが(すみません、個人的な感想です)、普通に面白いのは面白かったですし私は一気に視聴しました。
しつこく強調したいのは、演じている俳優さん達(特に男性陣)が良かった点…上手くいけばもっとこのドラマ化けただろうな…残念無念!と思った次第です。

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