ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 心が動くままに (感想)

おすすめ度:37%
ドッグフード度:100%
謎の隣人度:100%
原題: 마음이시키는대로 全8話

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好きになったお隣さん、飼い犬が懐くのは理由があった?2019年放送のラブコメ

 あらすじ・キャスト

ちょっと天然の女性ダヒ(ジュ・ヒョンヨンさん)は、今まで恋愛をしたことがない。
そんなある日、引っ越し先で隣の家の住人ギョヌ(オム・セウンさん)と知り合う。人嫌いのダヒの愛犬マウムがギョヌに懐いたことを不思議に思い、そこから彼の事が気になりはじめる
一方でダヒの男友達のヒョンソン(ホン・ミヌさん)は、密かに彼女の事を想っていて…?

感想

1話約10分、全8話のとっても短いドラマです。
恋愛経験のないダヒ。同じく恋愛経験がなく、とても変わった食生活をするギョヌ。そしてダヒを密に想う、男友達のヒョンソンのお話です。
ただ、単純な三角関係というわけでもありません。結末が予想に反して「?!」となって少々驚きはしましたが、色々な意味で面白かったです。

このドラマの特筆すべき変わっている点が、主人公ダヒの隣人のギョヌさんです。
彼は極度の食物アレルギーで、食べれる物が非常に限定されてしまう方なのですが、何と普段ギョヌが好んで食べているのが、ドッグフード!!
これには…なんと言いますか、視聴していてかなり…。いや、相当複雑な気持ちになりました。
色々な意味で、本当にいいの?という疑問が常にわき上がるというか…。設定としてアリなのでしょうか?…とにかく困惑しました。 この設定こそが、このドラマの最大の特徴かなという印象です。

ゆるいネタバレありの感想

オム・セウンさんインスタグラムより

人を好きになるという気持ちがイマイチ理解できない、ダヒ。
しかし、そんな彼女のことをずっと気にしている男性が。ダヒの男友達であるヒョンソンです。
ヒョンソンは思い切って「俺と付き合ってみる?」と告げます。が、ラブコメあるある発生。ダヒは彼の事は全くもって気にもしていません、完全に単なる男友達のようです。

そしてダヒが新しく住むアパートの隣人がギョヌです。ダヒの飼い犬であるマウムが即座にギョヌに懐いたのがきっかけで、ダヒは次第に彼の事が気になり始めます。

食事にでも…と誘いますが、ギョヌは食物アレルギーが心配で断ります。ギョヌが重度のアレルギーを持っていることは知らないダヒ。気まずくなる2人…確かにあまり仲が良くない状態でアレコレとアレルギーについて説明するのは億劫だと思います。
とはいえ、ギョヌもダヒの事が気になっているようです。
色々と壁がありつつも、どうせこのまま2人は、きっと付き合うんだろうな…と、思っていました。
この時までは…。

ある日、ギョヌは意を決して(?)ダヒの食事の誘いにOKします。
よりによってダヒのお手製の食事。ですが、もちろん問題発生。ギョヌは重度の食物アレルギーで倒れてしまいます。胃洗浄をし入院、そしてそのまま実家に戻ってしまったギョヌ。大丈夫でしょうか…。

ダヒはこの件でショックを受けてしまいます。
そして2人はこれがきっかけで、このまま何となく離れてしまうことに…。ただ、正式に付き合っていなかった2人ですが、どう考えてもお互い気持ちがあったと思いました。

そして…数日後。
ギョヌさんは完全にフェードアウトしてしまったようで、ギョヌは「ただお隣さん」というだけで恋人ではなかった、という結論を出したダヒ。
これにはある意味斬新というか、衝撃でした。が、確かにお隣さんには間違いないと思います。

ギョヌとは何だったのか…(1回目)
しかし、ヒョンソンも「ただの男友達」と結論付けていたはずなのですが…。ずっと自分を待っていてくれている男性の存在は、確かに大きいですよね。
ただダヒにちょっと都合の良さを感じたというか…。
しかし、個人的にはそんなことよりも
ギョヌとは何だったのか…。(2回目)
という謎の気持ちが、最終回では多く残ってしまいました。
ギョヌさん、ただただ「ドッグフードを食べる謎の隣人」という強烈な印象だけを残して、我々の元から嵐のように過ぎ去ってしまいました。

ということで、一応三角関係のような形を取りながらも、ドッグフードを愛するメインの青年が最大の謎だったという、よくわかんねえ不思議なラブストーリーでした。
ドッグフードのPPL(間接広告)か?と思いましたが、この設定にした制作側の意図をぼんやりと考えさせれてしまったドラマでした。
世の中には色々な人物設定のドラマがあるなあ…と思った次第です。

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