ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国ドラマ 愛は映画のようにはいかない (感想)

おすすめ度:27%
シンプルストーリー度:100%
俺を笑えよ度:100%
原題:사랑은 영화같지 않더라 全5話(U-Next版)

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恋人との関係に悩む大学生たちの本当の気持ちとは?2018年のWEBドラマ。

あらすじ・キャスト

大学生のシフ(ソ・ソンヒョクさん/元RAINZ)は、親友ジェチョル(キム・ソンリさん/元RAINZ)にミスコン出身の美人彼女との仲を騒がれるが、実は彼女と上手くいっていなかった。
一方学内の有名人であるモテる先輩スヒョン(チュ・ウォンタクさん/元RAINZ)もまた、約1か月で彼女と別れることを繰り返していて、恋愛に真剣になれない。
そんな彼らが自らの気持ちに気付き始めるが…。

感想

タイトルが妙にドラマチックで思わせぶりなのですが、同じ大学に通う男性3名(または女性3名)が彼女/彼氏と別れ、自分の気持ちに気付いていくという至極普通のストーリーです。
また題名を意識してなのか、妙に”映画風”な意味深なスローモーション処理された謎カットインが複数回入るシーンが多く、最初は何なのかと困惑しました。
短いドラマですが特に前半はそのように"あえて”意図されたようなシーンやセリフが多く、色々な意味で意味面白いなと思いはしました。
ですが、後半はそのようなアートっぽさもすっかり消えてしまい、ただの雑なWEBドラマだなというまとまり方だったなかと残念に感じました。そのためか作品のスタイルがあまり一貫していない気がして、軸が不安定だったような…。
全体的に予算がかけられていない感じが伝わり、視聴していて少々悲しくなりましたが、出演されている俳優さんたちは全員頑張って演技されていました!

ゆるいネタバレありの感想

 
 
 
 
 
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チュ・ウォンタクさんインスタグラムより

シフ&セラ
時計屋さんでアルバイトしているシフ。彼の彼女セラはミスコン出場者で美人でお金持ち。そんな彼女に引け目を常に感じているのがシフです。
交際して200日の記念の日に、お祝いで食事をしていた2人。
しかしひょんなことで口喧嘩となり、そのまま2人は別れることになってしまいます。
いつもはシフが常に折れていた態度だったのに、今回はシフから別れると宣言されてしまい、セラは呆気にとられてしまいます。

スヒョン&ウンス
学内で一番モテる先輩、スヒョン。
通称カサノバ先輩…ことスヒョンさん、一体この男性とは…?彼女を約1か月のローテーションで替える規約が彼の中では存在するようです。
現在の彼女ウンスは、とても成績もよく真面目が女子学生。彼女はスヒョンに夢中で献身的。
そんな彼女の態度に「つまらないんだよ!」と捨て台詞を投げつけ、別れを切り出すカサノバ先輩。ウンスはショックを受けます。

この2組のカップルが中心となります。
ウンスはスヒョンへのプレゼントとして、シフが働く時計屋で時計を買いますが、先輩から別れを告げられてしまい結局プレゼントは渡せませんでした。
悲しみに暮れているウンスと偶然出会ったのがシフ。ここで2人は知り合います。
同じ大学に通っていることもわかり、次第にウンスとスヒョンは仲良くなっていきます。

しかしこれにイライラしているのが、シフの元彼女セラさん。元カレが他の女性と楽しそうにしているのが気に食わない様子。
しかしセラも、演奏しているスヒョン(スヒョンさんは音楽活動もしています)に吸い寄せられるように近づいてしまいます。
有名な先輩スヒョンのことを、当初セラは知らなかったようで、スヒョンさんは不機嫌に「オレを誰だと?!」とマンガのようなセリフがあって良いなと思いました。
そんなこんなで無事(?)セラさんもライブのチケットをフリーでもらったようです。
ここでセラとスヒョンも知り合うことに。

このように別れた2組のカップル同士がシャッフルされた状態で物語が進んでいくという、非常にシンプルな構造です。(厳密に言うともう1組のカップルもいますが)

途中カサノバ先輩のライブ(セラが招待されたライブ)の終了後、公園を歩いていたシフ&ウンスにセラとスヒョンも出くわすというミラクルが発生。
真昼間だったので、カサノバ先輩のライブは午前中ぐらいに開催されたと思われ、非常に健全なライブだったんだなと別の事をついつい考えてしまいました。
ちなみに違うシーンでその後もシフ&ウンスとセラ&カサノバ先輩は公園で再び出会っていたので、1日で公園ロケが終わったんだな~と視聴しながら再び違うことを考えてしまいました。
このように4人は新たに出現した相手が気になりつつも、元カレ/元カノが常に視界に入り忘れられず気になり続けるという状況が続きます。

しかしそんな時事件が発生。
まずセラ…彼女が交通事故に。元彼女が事故に遭ったという話を聞き、動揺するシフ。セラに連絡を取ろうとしますが、音信不通に。
入院中かと思いましたが、普通にセラは家にいてシフからの電話をあえて無視しているだけでした。

一方のカサノバ先輩、お金持ちだった設定ですが、なんと父の会社が倒産。
そのため急遽カサノバ先輩は大学を休学することになり、音楽活動も休止に追い込まれているようです。
ライブ(スタジオ?)会場も片づけていたのですが、この会場は先輩だけのものなのか、たまたまだったのか、よくわからないながら気になってしまいました。年間契約している会場でしょうか?
そんな先輩の窮地を知り、ウンスは居ても立っても居られなくなり、先輩の元に駆け付けます。
しかし先輩は「オレを笑えよ…」と、またもやお手本のようなセリフを発したので(但し字幕)、ここに来て個人的に圧倒的に先輩の事が好きになってしまいました。

やっとというか、ラストでシフやカサノバ先輩は元彼女であるセラ、そしてウンスこそが自分が本当に好きだった相手だと気付きます。
交通事故に遭ったものの、運よく無傷状態だったセラと話すシフ君、セラから「もう一度チャンスをやるわ」と上から目線で言われながらも、嬉しそうなシフさん。
再び2人は付き合うことに。
良かったなと思ったものの、シフとセラのカップルについては数か月後には何となく前回と同じような理由で気持ちが離れてしまいそうだな…と感じてしまいました。

一方のカサノバ先輩とウンスですが、いつも一歩下がった態度で応じていたウンスが実はしっかり者で、スヒョンの事を大らかに受け入れているという描写がありましたので、このカップルはこのまま上手く行きそうだなと思った次第です。

ということで、映画のようにはいかないとタイトルで言い切ったものの、普通に特に問題もなく無事カップルがまとまった愛の話になっていました。
視聴していて、これといった強みがあまり感じられないドラマだなとは思いましたが、所々おもしろい点もあったのでそこは良かったかなと思います。

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