ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

観た韓国ドラマや映画の感想を書いてみます。誰かの参考にでもなれば…。

韓国映画 ファッションキング (感想)

おすすめ度:48%
体育祭の意味度:100%
フィット感度:100%
原題:패션왕 114分

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いじめられっ子だった男子高生がファッションの力で生まれ変わる!?2014年のコメディ映画。

 あらすじ・キャスト

地味な高校生のウ・ギミョン(チュウォンさん)はパシリとしていいように使われ、イジメられていた。
ソウルの高校へ転校しましたが、そこにはモデルであり校内のプリンスとしてウォノ(アン・ジェヒョンさん)が君臨。その姿に圧倒されるギミョン。
そんな冴えないウォノでしたが、ある日ひょんなきっかけで、カリスマファッション王のナムジョン(キム・ソンオさん)と出会い、自身のファッションセンスを磨きあげていくことに…。

感想

普通にファッションデザイナーを目指すコメディ映画かなと思って観始めたのですが、とんでもねえ作品でした。
想像の斜め上を行くストーリー展開にのけぞりそうになりましたが、バカバカしくもあり、それなりに面白かったです。
原作はWEBコミック(ウェブトゥーン)の人気作品ということです。

ダサくてさえない男子高校生が、転校先でカリスマ性のある学生たちに触発され、
ファッションセンスで彼らに対抗する、という青春ストーリーです。

2014年の作品なのですが、主演のチュウォンさんとアン・ジェヒョンさんが共に当時26歳。
制服姿が割と厳しく感じましたが、そもそも制服を改造したりしており、完全なコメディだったので大丈夫でした。
特にアン・ジェヒョンさんが役柄とご本人の雰囲気がとても合っていて、面白く感じました。

ゆるいネタバレありの感想

アン・ジェヒョンさんインスタグラムアカウントより

イジメられては転校を繰り返していたギミョン、田舎からソウルに転校となります。
転校先のソウルのテアン高校では、ファッション界で既にモデルとして活躍中のウォノが学内のプリンスとして圧倒的な立場を取っていました。
またそんなウォノの相手として、テアン高校のプリンセスであるヘジンも存在します。
ギミョンはヘジンにひとめぼれしますが、ウォノが相手。ダサいギミョンは全く相手にされません。
そんなある日、伝説のファッション王であり、胡散臭い服を売っているファッションサイト「復学生ドットコム」のCEO、ナムジョンと出会います。
彼はよくわからない圧倒的な(?)カリスマ性があり、ギミョンはそんな彼に魅了され、彼の元でファッションとは何かをいちから学び始めます。

こう書くと結構サクセスストーリー的に感じるかもしれません。
しかし観た方ならわかると思いますが、ストーリー展開が割とめちゃくちゃで(すみません…)、何故ギミョンがファッションに興味を抱いたか?という点などは特に語られません。
気付いたらファッション(しかもモデル的な)道に進んでいるという、強引さ…ハンパねえ。

そしてこのテアン高校ですが、なぜか生徒全体がファッションに興味があるようです。
(このあたりも背景がよくわかりませんが、とにかくそうなっています)
学校のイベント的に学年が集合すると、いつの間にかファッションショーになっているという状態。

ギミョンはめきめきとファッションセンスの腕を磨き、ついにウォノと並ぶまでの存在に。
一大イベントである体育祭のリレーでは、アンカー走者として因縁の対決をする2人。
しかしリレーといえども走って勝負…ではなく、陸上のトラックをランウェイに見立てて、ファッションウォークで勝負します。
しかし突然、「センスの嵐」という突風が吹き荒れ、ウォノがその風を受けて空に舞い上がります。この計算されたハプニングが、全員を魅了し、ウォノが圧勝します。
観始めてから困惑気味だった作品ですが、このシーンには正直笑ってしまいました。(ここが作品で一番の盛り上がりだったような気がします)

学校のプリンスとして君臨するウォノでしたが、好きなヘジンが次第にギミョンに興味を抱いていることに苛立ち、ギミョンを潰そうとします。
彼のソウルに来る前の学校でイジメられている姿を撮影した動画を上げ、再びこのソウルの高校でも笑いものになるギミョン。可哀想です。
しかし…彼にはファッションという力が残っていました。以前の自分とは違う強さを持っていることに気付くギミョン。再び立ち上がります。

もう逃げないと誓ったギミョン。
『ファッションキング』というTV番組に出演することで、再びウォノとの対決を心に誓います。そして…?

ということで、かなりのとんでもねえストーリーでしたが、困惑しつつも楽しく視聴しました。
個人的に好きな俳優さんのイ・ドンフィさんが少し出演されていたので、嬉しい驚きでした。何も調べず適当に観始めた映画やドラマに、好きな俳優さんが予期せず出演されていると、ものすごくラッキー感がありますね…。

バカバカしくもあったコメディ映画でしたがぶっ飛んでいて、ある意味やりすぎぐらいの部分があったので、逆にそれが良かったと思いました。気楽に楽しめましたし、こういう作品もたまには良いなあと思った次第です。

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