おすすめ度：70％
掃除の妖精度：100％
正統派ラブコメ度：100％
原題：일단 뜨겁게 청소하라（まず熱く掃除せよ）全23話
清掃会社で働くズボラ女子とその会社代表の潔癖男子との恋の行方とは！？2018年放送のラブコメドラマ。
あらすじ・キャスト
生活費のためにアルバイトで日夜働きながらも、就職活動にはげむオソル（キム・ユジョンさん）は、やっと仕事を手にいれる。
しかし、オソルの勤務先の清掃会社の代表は、極度の潔癖症のソンギョル（ユン・ギュンサンさん）。
2人は過去に、とある事故で最悪の出会いをしていた相手だったが…？
感想
大きくひねったストーリーではありませんでしたが、平和な正統派のラブコメでしっかり楽しめました！
主人公の女性を演じるキム・ユジョンさんが、とにかくはちゃめちゃに可愛い…本当に。
掃除の妖精というか、むしろ妖精そのものでした。
加えてあまりストレスになる人物などもそこまで出てこず、気楽に楽しめるドラマでした。
こういう安心できる楽しいラブコメ作品はありがたいです。
とはいえ、特にドラマ序盤はドタバタした部分が少々空回りしている感があって、微妙な気持ちになりはしました。
が、中盤以降からぐっと盛り返すというか、このドラマの本来の良さみたいなものが出てきます。前半で「なにか違う…」と感じた方は、ぜひもう少し我慢して（？）観て頂ければ…と思います。
当初は何となくソンギョル演じるユン・ギュンサンさんの固さというか、その部分が気になってしまいました。（100％演じるキャラクターの性格のせいなのですが）
ですが、その中盤からストーリーとギュンサンさんのキャラの固さ＋コミカルさが上手く合っていて、そこが結構面白く感じました。
これは演技やドラマとは全く関係ないですが、ユン・ギュンサンさんがかなり大柄な方なんですね。視聴しながら、画面の圧を結構感じてしまいました。Wikipedia情報ですと、ギョンサンさんは192cmとのことです。
体格の大きさとうのが相手役の女性のキム・ユジョンさんと並んだ時というよりも、ライバルのハイン役で同じ男性のソン・ジェリムさんが隣に立った時に良い比較対象になってしまい、特に「ギュンサンさん体が大きい…」と非常に感じてしまいました。
ただ、ソン・ジェリムさんも180cmらしいのですが…ギュンサンさんの方がもっと大柄に感じてしまいました。
あとギュンサンさん身長だけでなく筋肉というか、恐らく体重もしっかりあるタイプなので（今作では）、やや細身のジェリムさんが近くにいると、ギュンサンさんはすごい大きい男性だな…とシーン毎に改めて驚いてしまうことがしばしばありました。
これだけガッシリしていると、ギュンサンさん、衣装合わせがちょっと大変そうですね。サイズが合ってなさそうなシャツを着ている時があったのですが、お体のサイズも関係しているかもしれません。
ゆるいネタバレありの感想
ユン・ギュンサンさんインスタグラムアカウントより
ズボラなオソルと潔癖症のソンギョル、正反対の2人のラブストーリーです。
最初は特にオソルがだらしない、汚いというような描き方だったのですが、キム・ユジョンさんがどこをどう転んでも可愛らしすぎて、全くそうは思えないところが少々微妙でした。
せめて髪の毛をベタベタにするぐらいのリアリティが、もう一押し欲しかったところです。
オソルは長年の間先輩の事が好きだったのですが、この先輩は完全にそのオソルの気持ちを利用するような事をし、オソルは目を覚ますことに。
この2人ですが、ソンギョルのお掃除ロボットを巡ったひと悶着など色々あるのですが、ちょっとこの線については、こじつけ感があるかなと感じました。潔癖症の人が家の外に出た物に執着するのかな…など多少疑問は感じました。
就職活動についても、やっとの思いで清掃会社の職を手に入れますが、会社CEOはなんとソンギョル。ここから2人のストーリーが繋がり進んでいきます。
（ピンク色の作業着姿のユジョンさんが、はちゃめちゃに可愛い）
とあるシーンでは、結構な高さのはしごに上って清掃作業していたオソルさんが、落下してしまう描写があります。
そのオソルさんをキャッチするのがソンギョルさんなのですが、ソンギョルの体格が大きいので、これには妙に納得してしまいました。確かにちゃんと受け止めてくれそうな男性です！
そしてご想像の通り、重度の潔癖症だったソンギョルですが、オソルのことが好きになり始めると、だんだんと気持ちが和らいていきます。この頃はオソルは思い出したようにたまにズボラという設定が出てくる他は、普通に素敵な女性になっていましたが…。
キム・ユジョンさんインスタグラムアカウントより
そしてやっと…ソンギョルとオソル、2人の気持ちが通じあいます。
今まで他人を寄せ付けない部分を持っていたソンギョルが、オソルの気を引こうと一生懸命、野菜を飛ばしながら料理したり、スプーンが持てないと甘えたり、デートで努力したり…。
ここは素直に微笑ましくて良かったです。そんなソンギョルを普通に可愛いと思いました。
あとは2人のハッピーなシーン…と思いきや、そういう訳にはいきませんでした。さすが、全23話なだけあります。
最後の難関である、家問題が発生。なんとソンギョルはオソルの敵側の人間だったのです！認められない恋でした…。
そして韓国ドラマあるある、満を持して爺が登場。（ソンギョルの祖父）かなりの後半部分に、黒幕の爺エピソードが入って2人の仲を裂こうとします。
ソンギョルの症状も悪化、そして最悪の事態に…。
このあたりは観ていて「爺、いい加減にしてよ」となりました。
しかしこの爺の妨害は、ラブコメにおいてある意味必要悪というか、主人公の男女2人＋ライバル＋妨害する爺、というような、第2のライバル状態でもあるので、これも含めてストーリーを楽しむ必要がありますね…。ラブコメの道は厳しいです。
そして切ない別離や再開後のいじらしさなど、あるある要素をしっかりと詰め込みつつ（大切＆満足感）、エンディングでやっと2人は…?！
ということで、王道な部分やコメディ的な描写も多く、割と気楽に、しっかり視聴できた良いラブコメでした。
安心感があって面白かった！中盤からジワジワと良さが出ました。
当初のソンギョル役としては、アン・ソヒョプさんがキャスティングに確定していたものの、撮影スケジュール調整の都合上降板され、ユン・ギュンサンさんになったそうです。
アン・ソヒョプさんの方が年齢的にも、キム・ユジョンさんにもう少し合っていたのかもしれません…。
個人的には最初はどうかな？と少し感じましたが、最終的にはユン・ギュンサンさんでもちろん良かったです！面白さは、むしろギュンサンさんの方が合っていたかもしれません。
こういう情報が出るとキャスティングされる俳優さんは、どうしても比較されてしまうので、大変ですね…。
