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韓国映画 私の愛、私の花嫁(感想)

おすすめ度:75% ♡ 結婚生活の現実度:94% ♡ 結婚あるある言いたいよ度:95%

映画、111分

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結婚生活の理想と現実をリアルに描いた、2014年公開のラブコメ映画。

 あらすじ・キャスト

新婚ほやほやのヨンミン(チョ・ジョンソクさん)とミヨン(シン・ミナさん)は、結婚すれば幸せいっぱいの甘い生活が待ち構えていると思い描いていた。
しかし想像していた楽しい理想とは程遠く、途端に生活感溢れた現実にぶつかる2人。
もう一度結婚生活とお互いの気持ちを再確認することになった2人だったが…。

感想

主人公の2人、ヨンミン(チョ・ジョンソクさん)とミヨン(シン・ミナさん)は4年の交際を経て(すこし倦怠期気味でしたが)晴れて結婚!
甘く楽しい、バラ色の結婚生活を描いていた2人でしたが、理想と現実は全く違っていて、お互いの小さいクセが気になったり、つい小言を言いたくなったり、お互いの異性関係に嫉妬爆発させたり…と悩む日々。

そのあたりのエピソードに関して、男女の生活感差というか、結婚の日常感が割とリアルに描いてあって面白かったです。

 
 
 
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 シン・ミナさんインスタグラムアカウントより

シン・ミナさんですが、個人的に好きなタイプの女優さんで、この作品でも気取りすぎず、表情豊かで良い意味で普通っぽくて役柄によく合った演技をされているなと思いました。
この作品ではあまり強いメイクをされていないのですが、肌がとにかく美しかったです。

ヨンミン役のチョ・ジョンソクさんですが、かなり色々とサービスシーン(?)ありで演じられていて度々クスっとしました。
子供っぽい部分があったり、気持ちが揺らいだりとそのあたりの演技が合っていました。
ジョンソクさん、コメディ調の演技が自然で上手いですよね…。

 ゆるいネタバレありの感想

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このチョ・ジョンソクとシン・ミナさん、確かに普通の夫婦っぽいというか2人ともカップルとして似合っていて、こういう確かに2人いそうだなと思いました。(ただ、2人とももちろん美男美女ですが…)

なんでしょう、割と親近感があるお2人なのが、この映画のキャスティングの一番上手いところかもしれません。

また、結婚生活のトラブルや口喧嘩のネタや、勝手に友達連れて家に帰ってきたり(ウザすぎる)もかなり実際の日常生活に合っているというか、どの夫婦やカップルでもありうる事が多いのも、結婚あるあるで面白く感じました。

結婚生活を決して美化せず、一緒に暮らすことで面倒な部分や価値観のズレがたくさん見えてくるんだよ…とヒシヒシとこの映画からも感じられるところが良いと思います。

チョ・ジョンソクさんが割とよく脱ぐシーンがあるのですが、とあるシーンでは下着(レギンス、タイツ、ももひき)が面白いので、そういうダサいところも所々生活感があって良かったです。

ただ、この作品もあらすじを読んだだけで、大体この作品のストーリー展開が想像できる作品となっているタイプの映画です。

そして、まさにその皆さんが頭で思い描いた”想像”通りに出来上がっていると思います。
が、ヒネリがあまりにもねえ……。

そこが若干気になるというか、残念というか。
特に後半部分、結論が出ているというか展開をたどるしかない感じがしていたので、ちょっと映画作品としては凡庸かなと感じました。

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とはいえ、おそらくこの作品のテーマである、結婚という長く続く(はずの)日常生活で、些細な幸せの積み重ねこそが大切で、気持ちは「察して」ではなく伝えなくちゃわからない。
元は他人同士なんだからお互いそれなりに尊重することが大切・・・という部分をゆっくり色々な場面を通して伝えたかったとのだと思いました。
結婚生活、そして日常生活なんて平凡でいいのだよ…という。

映画内で描かれているネタが共感しやすいエピソードが多く、その部分が特に良いしこの映画の一番大きな長所ではないでしょうか。

割と軽く観れるものの、ハッとするような真意をついたセリフなどもありましたので、なかなか深い部分もあるなと思いました。
あまり押しつけがましい作品でもなく、上手くコメディが効かせてあって観やすい作品です、まあまあおススメ映画でした。

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