ドラマや映画の感想を書いてみるブログ

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韓国ドラマ ピノキオ(感想)

おすすめ度:73% ♡ 脇役のクセが強い度:85% ♡ 壁ドン度:99%

ドラマ、1話約58分、全20話

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”嘘をつけない”架空の病気を患いながらニュース記者となった女性、そしてニュースの歪曲報道によって人生を狂わされた男性が主人公の2014年放送のヒューマン系ラブストーリー。

 あらすじ・キャスト


嘘をつくとしゃっくりが出るというピノキオ症候群(架空の病名)を患った、イナ(パク・シネさん)は、アナウンサーの母と離婚した父と共に祖父と暮らすことに。
また、一方である事故を取り扱ったニュースの歪曲報道により、家族がバラバラとなり1人となった少年ハミョンは老人に助けられ、名をダルポ(イ・ジョンソクさん)として新しい人生を生きていくことに。そのハミョンを助けた老人こそがイナの祖父であり、そのため幼い頃からイナとダルポは一緒に兄妹のように暮らしていたのだった。
2人は成長しお互いアナウンサーになるという目標に向かって頑張る中、ダルポは自分の家族を破滅させた報道をしたアナウンサーへの恨みを忘れているわけではなかった……。

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感想

設定(ピノキオ症候群=嘘がつけない)に最初から「なにそれ…(無言)」となっていましたが、想像以上に要所要所で上手く使われていて、脚本家の人頭いいな~!と素直に感心しました。
脚本はパク・ヘリョンさんで、『ドリームハイ』『君の声が聞こえる』の方だそうです。

全体的に「嘘」について問う、重めの社会的な問題をベースに置いてあるので、軽いラブストーリーという訳ではなく、どっしりとしたものが中心にあったドラマでした。
しかし、話の構成がとてもうまかったので、それほどいつも暗いという訳ではなくて、どんどん観れるドラマになっていたのはやはり脚本が上手いからだと思います。

また、警察署の記者室(詰所)の描写など、普段知らないので興味深かったり、全話のストーリーのタイトルが童話のタイトルとリンクさせてあったりと(例として、第3話「雪の女王」、第10話「オオカミ少年」など)、結構凝っていました。

パク・シネさんですが、彼女の瞳が印象的でキリっとした顔立ちが、
可愛らしさもあり、意思が強そうな感じもありで、ニュースキャスターに本当にとても似合っていて良かった!
しゃっくりする演技が地味に大変だろうなと思いました。

イ・ジョンソクさん!とにかく肌が綺麗すぎでしょ…色白だし顔が小さいし…。(骨格どうなっているのでしょう!?)
冬の撮影でしたが、ロングコートが似合いすぎました。
イ・ジョンソクさんとパク・シネさん、画面的にもお似合いのお二人でした!

この作品重いネタを扱っている反動なのか、なかなかの(?)漫画的サービスシーン:壁ドンやパク・シネさんがイ・ジョンソクさんの髭を剃ってあげるシーンとか、ドキッとするシーン割と多くて意外でした。(ラブストーリー好きにおすすめ)


ゆるいネタバレありの感想

 イ・ジョンソクさんインスタグラムアカウントより

・イ・ジョンソクさんの高校生時代の芋具合…。あの髪型はなんなのかっていう。
もちろん変身後が、めちゃくちゃカッコイイので、落差を楽しめましたが、イ・ジョンソクさんレベルでも髪型だけで人は見た目があんなに変わるのか!?とむしろそれに単純に驚きました。

・最初の事件の元となった歪曲報道ですが、酷過ぎでしょ…というのが感想です。イナの母親チャオクがとにかく意地悪で悪人で、観ていてイライラしました。
最後もイナの母は何となく「あいつは許された!」みたいな扱いになっているのが謎。まあ、当の家族ダルポが許したからいいのでしょうが……。

・脇役がみんな愛すべきキャラが多かったです。
気になったキャラですが、ボムジョ(キム・ヨングァンさん)の母(キム・ヘスクさん)!!
とにかくキム・ヘスクさん、クセが強すぎ……!!!!(とにかくそれだけです!)

嘘をつけない、というこのドラマの設定とTVニュース報道局を舞台ととして、もちろん悪意ある番組編集や歪曲報道の恐ろしさについて考えることもできました。
また一方で普通に人間が生活していく中で、いかに人は何気なく嘘をよくついている(悪意なく、状況を鑑みての嘘)んだなということも考えられました。

最初はこれまたすごい設定だなあと思いましたが、結構考えられた面白いストーリーとなっていました。
後半若干駆け足気味かなあと思いましたが、割と一気に見れるドラマでした。

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