おすすめ度：35％ ♡ 謎の3人度：100％ ♡ 自由過ぎる女度：100％
映画、1時間42分
夫婦＋1人の男性が加わって、奇妙な3人暮らしをテーマにした恋愛/ヒューマン系映画、2009年公開作品。（よしもとばなな氏の『キッチン』とは関係ないお話です）
あらすじ
幼馴染で兄のような関係のサンイン（キム・テヒさん）と結婚したモレ（シン・ミナさん）は、何の問題もなく結婚生活を楽しんでいた。
しかし幸せの真っただ中のある日、美術館で出会った不思議な青年ドゥレ（チュ・ジフンさん）と関係を持ってしまう。
その場限りだと思った関係だったが、後日再び夫の仕事関係で出会い、何と一緒に暮らすことに……。
ゆるいネタバレありの感想
まず、主人公女性のモレ（シン・ミナさん）の自由度がすごい。
こんなに自由にやっていけるのか！？と初っ端から面食らぐらい自由ですが、ファンタジー物と思って見るとあまり「んー…？」と思わず観ることができます。
ドゥレさんが男性として魅力を感じてしまうのはもうしょうがないですし、結婚していても突然雷に打たれたように好きになってしまう相手（ドゥレ）がいてもそれはありうると思います。人間なので……。
ただ、夫のサンインさんとの関係も捨てきれない、打算的という訳ではなく、単に家族として手放したくないという感じでした。
まあ、夫役のキム・テウさんがあまりにも地味（すみません……）だったからかも……。なんか無味無臭というか……。
そりゃドゥレ（チュ・ジフンさん）みたいなのが現れたら好きになるよね…？
彼女には共感はできないものの、とはいえ半分は羨ましい気もしました。
だって結局2人の男性に大事にされていて、自由に生きているので……（だからこそファンタジーなんですが）
問題の（？）主人公女性を演じるシン・ミナさんが、良い感じで不思議で毒っけがない演技だったので、ともすると反感を買う内容の話ですが、シン・ミナさんのおかげであまり嫌味がなく、ちょっとオシャレな関係のように思ってしまうのがこれまた不思議でした。
チュ・ジフンさんとの最初のシーンは、ドキドキでしたが（チュ・ジフンさん、セクシーでしたね）、それ以降はなんかアッサリしていましたので拍子抜けしました。
とりあえず、こんな関係はさすがにないでしょ……、という映画だなという感想しか持てなかったですが、不思議と作品としては違和感をそんなに感じないというお話でした。（つまり、ファンタジー……）
上手くオシャレにまとめてあったので、その雰囲気のせいも絶対あると思います。
ということで、ストーリー的にはあまりおすすめしませんが、雰囲気映画としてはアリですし、オシャレで面白い部分もある映画だなと思いました。
