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韓国映画 建築学概論(感想)

おすすめ度:95% ♡ 初めての本気の恋度:100% ♡ 90年代の匂い度:100%

映画、117分

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 大学時代の恋が大人になって再び舞い戻ってくるような、甘酸っぱく切ない話。2012年公開の映画です。

 あらすじ・キャスト

奥手の男子大学生のスンミン(イ・ジェフンさん)は、同じ建築学概論の授業を履修していた女子学生(スジさん)と恋に落ちます。仲良くなるものの、結局離れ離れに……。そして15年後、再び大人になった2人は出会うが……。

感想

まず、大学生時代の2人、イ・ジェフンさんとスジさんが2人のカップルが可愛すぎました。ノスタルジックな雰囲気にも合っているし、イ・ジェフンさんの奥手で真面目な男子学生の演技がとても切なくて本当に良かった。友達や母親とのシーンやセリフもとっても良かった。大好きなのになかなか言い出せない、一生懸命な感じが良かったです。こういう経験って誰しも一度はあるのでは?という甘酸っぱいもどかしさと空回りの2人が切なくて可愛らしかったです。ちょっとノスタルジックな映像も良かった。(良かったという語彙力しかない……)

そして大人になった2人、オム・テウンさんとハン・ガインさん。正直言うと、オム・テウンさんとイ・ジェフンさんが違いすぎて、最初は「あれから成長したとしても違うタイプすぎない……?」と困惑しましたが、よく考えるとハン・ガインさんもちょっとスジさんとはタイプが違うので、別物カップルとして脳内変換する必要が若干ありましたが、この2人は2人で大人っぽくて良かったです。ハン・ガインさんがちょっと頑張り過ぎた感がある気がしましたが…。

 

個人的には大学生時代のカップルが切なすぎて可愛かったので、大人になった2人に少し残念な気持ちもありましたが、逆に同じ2人(イ・ジェフンさんとスジさん)が15年後として演技すると恐らく全く面白くない作品になると思うので、映画って不思議だなと思いました。エンディングも余韻を残す感じでよかった、決してハッピーエンド!!にはならなかったけれど、それがまたリアリティがあったし、それが大人なのかなと感じられて良い終わり方だと思いました。

主人公が男女2名でストーリーラインは全く普通で、観る前から何となく話の終わりが分かるタイプの恋愛映画なんですが、なぜかふとした時に何度でも見直してみたい作品というのは必ずあって、この作品も間違いなくそのタイプです。ちなみに、似たようなタイプの作品で『ユ・ヨルの音楽アルバム』という映画もあるのですが、こちらも何故かまた観直したくなるというラブストーリーです。(超おすすめです!)

ということで、特に捻りもない話なのですが、心に残るような……切なくてほろ苦い思い出をみるような映画でした。おすすめです。

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