おすすめ度：55％ ♡ 虹の合成度：100％ ♡ BL度：95％
映画、1時間35分
2人の男性と1人の女性の同性愛を含む複雑な恋愛模様を描いたヒューマン系映画、2009年公開作品。
あらすじ・キャスト
恋愛相談番組で独自路線の意見で人気の女性ラジオDJのホジョン（チョ・アンさん）はフランス留学中の幼馴染の彼氏（オ・ミンソクさん）がいた。留学が終わりあとはプロポーズを待つばかり、と空港へ出迎えに行くが、そこには見知らぬ男性と一緒の彼がいて……という話。
ゆるいネタバレありの感想
小さい頃からずっと一緒でホジョンに結婚を約束していた彼氏でしたが、フランスで新たな自分を発見してしまい、彼氏同伴で帰ってきてしまう彼氏。
最初はホジョンは「ん？後輩か？」とあまり気にしていなかったのですが、ある夜に決定的な場面を目撃し大ショックを受けます。彼氏がゲイになっていたのですから……。
主人公の女性がラジオDJなのもあって、割と面白いテンポで話が進むのですが、回想/現在と映像が頻繁に入れ替わるので、いつの話なのかコマ的にわかり難い部分もありました。
全体的にどれぐらいの年数が経過しているのかもう少し語って欲しかったですが、5年以内という感じでしょうか。
残念ながら終始主人公の女性にはあまり共感はできませんでした。ちょっと何もかも割と勝手というかズレてるというか……。
特に彼氏の男と一夜を共に半ば無理矢理する所は「？！」と困惑しました。
する必要あるか？みたいな……。
彼氏をその男から引き離したくて、使う手は全部使うみたいな感じかなと思いましたが、結構むちゃくちゃだなと感じました。ラジオ局を辞める時に「罰があたった」と言っていましたが、ある意味そうかもしれません……。
しかしそうしている内に、他にも彼氏が自分自身のセクシャリティに悩んだり色々あって、結局この3人はバラバラに…というところはストーリーとして面白かったというか、良かったかなと感じました。
最後はお葬式で3人が久し振りに顔を合わせて終わり、というエンディングでしたがそこは何となくリアリティがあって良かったと思いました。
彼女は最後はYoutuberになっているのでしょうか……それもアリでしょうね……。
映画としては最初から最後まで、自主映画製作の映画みたいな作品でした。が、割とストーリーの筋は面白かったです。
最後に虹がかかるシーンがあるのですが（同性愛を取り扱っているだけに）、合成丸出しすぎて、笑ってしまいました。もう少し自然にできないのであれば、あの虹はやめた方が良かったと思います。
突然、子供向け番組のような虹が出てきますので……。
ラジオ番組を使った映画作品で超お気に入りは『ユ・ヨルの音楽アルバム』ですが、この作品もラジオ部分はオシャレな感じで物語に入ってくるので、面白いなあと思いました。ラジオが関係する映画他にもあったら観たいです。
ということで、まあまあ楽しめた作品でした。
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