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人狼(韓国映画)感想

おすすめ度:90% ♡ プロテクトギア度:100% ♡ 押井守度:100%

映画、2時間19分

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押井守さん原作・脚本のアニメ『人狼ーJIN-ROHー』を原作に、カン・ドンウォンさん主演の実写版のアクション系映画、2018年公開。

 あらすじ・キャスト

2024年の韓国が舞台。朝鮮半島統一進めるも、国内でそれに反対する反政府の団体、セクトのせいで国の治安は落ちていく。
そのセクトを鎮圧するため、特殊部隊の特機隊(プロテクトギアで武装)メンバーのイム・ジュンギョン(カン・ドンウォンさん)は日々セクトを制圧しようと動く。
が、その一方で国家の公安部は特機隊を密かに陥れようとしていた……。

感想

アニメ映画が原作とは全く知らずに見始めたのですが、とても面白かったです!
(押井氏の原作はもちろん朝鮮半島が舞台ではないと思いますが)

最初、プロテクトギアが出てきた時は、不気味で「なぜ急に戦隊キャラ的な……」と思いましたが、アニメ原作に忠実だそうで、なるほどー!と思いました。
目が光るのですが、妙に不気味で怖いです。

この特機隊の隊員として、カン・ドンウォンさんが出演されています。
とても渋くて良かったです……。
ちょっと陰があって寡黙なんですが、常に目が何かもの言いたげというか不思議な目の演技でとてもかっこよく、役にも合っていたと思います。
(原作ファンの方はどう思われたでしょうか?)

ゆるいネタバレありの感想

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アクション系でしたが、ちょっとしたロマンスが絡められていたので、特に見やすかったです。(ラブストーリー好きなので)
なので、常にバンバンとアクション銃撃戦があるというだけでなく、静かなシーンも多く良かった。

スパイ役のユニ(ハン・ヒョジュさん)が殺されかける時、イム・ジュンギョン(カン・ドンウォンさん)に。「少しでも(自分のことを)思ったか?」と問う場面があります。
良いシーンですが、私はユニが本心でそう言っているのか、イムを精神的に混乱させて自分を殺害させないようにしているのか、いまいち掴めなくてどう捉えてよいのかわからないシーンになりました。
結果、イムはユニを殺せないんですが……。
ただ、イムがどれほどユニに心を動かされているのか、もう少し描写して欲しかったなと感じました。

それにしてもハン・ヒョンジュさん、涙をツーっと流すシーンが本当に美しい……。
そして2人のカップル似合う……。
(このメインの2人、静かであまり声がうるさくなかったのも良かったです)

ただ!!!上記の感想をずっと見ながら思っていたのですが、一番最後の最後のバス停の回想シーンが超良かったです……!!!
あのシーンがあったので、全て許せました!(何様ですね、すみません……)
ラブストーリー好き的には、アクションシーンより、こういう恋愛パートの心の動きの回収(?)がとても気になってしまうので、最後のシーン入れてくれて、監督マジサンキュー!となりました。
最後で少し胸が打たれたというか、2人の気持ちが理解でき、良かったです。

ということで、アニメの原作もこの実写を観て面白そうだなと思いました。
機会があれば、観てみたいです。
ストーリーも想像よりずっとよく面白かったし、おすすめです。
ただ、映画ポスターが怖すぎですが……ちょっと損しているかも。 

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