おすすめ度：70％ ♡ 涙ほろり度：100％ ♡ 配役の上手さ度：100％
映画、2時間12分
原作は日本の市川拓司さんの小説。そして日本で映画化、更に韓国版として映画化した作品。『愛の不時着』でもおなじみのソン・イェジンさんとソ・ジソプさんが主演。
あらすじ
妻であり母のスア（ソン・イェジンさん）は雨の季節に戻ってくると言い残し亡くなってしまった。１人息子のジホはそんな言葉を信じて雨の日を待ち遠しく過ごす日々。
そんな2人きりの父（ソ・ジソプさん）と息子はある梅雨に入った日にスアを見つける。幽霊か？と戸惑うも記憶は失っているがスア本人であった。
再び一緒に家族3人で暮らすことになるが……というお話。
感想
ソン・イェジンさんインスタグラムアカウントより
俳優さんのソン・イェジンさんとソ・ジソプさん、自然な感じと役に2人ともピッタリで雰囲気も作品にしっくりきました。
ソ・ジソプさんは朴訥で不器用ながらも愛情深い感じ、ソン・イェジンさんは記憶を失って再び息子と夫の2人の前に現れてから、もう一度「はじめから」関係をやり直す演技も良かったです。
イェジンさんも、ちょっと陰のある役上手いですよね……。（顔がちょっと困り顔系だからかな？）『愛の不時着』の時のような気の強い役の方が個人的には好きですが…。
それと息子役の子役の演技がめちゃくちゃ上手いので驚きました。それと端役ですが『梨泰院クラス』で人気のパク・ソンジュンさんが少し出演しています。
元々亡くなっているスアさんが現世に突然出てくるのだから、もう一度消えてしまうしか最後はないのですが、そのリミットまでの3人の暮らしがいじらしくもあり、そして2人（夫と息子）は信じられないと思いながら、またこれがずっと本当に続くのかと懐疑的ながらも幸せそうでその辺りの描写もぐっときました。
観る前から、これは完全に泣かせにくる映画……とわかっていてもやっぱり泣いてしまうのは、お話や映像が丁寧に作られているからかなと感じさせる作品でした。
最後の部分でストーリーの謎の部分がきちんと語られていて、綺麗にそして前向きに物語は終わっています。
ちょっと泣きたい気分の時にいかがでしょうか……？
